2023-04-21(金)
全体公開
半年前公開のRRRというインド映画を飛行機乗ったついでに視聴。
3時間の長尺作品で、劇場より配信待ちをしていたのだが、
未だに日本語(字幕)版の配信がない???
評判は凄く良くて、印映画の国内最多劇場&売上を記録している。
あらすじだが、
1920年頃のインドが舞台で、冒頭村娘がイギリス人に連れ去られる。
村の守護者のビームは少女を連れ戻すため首都デリーに潜入する。
そのころもう1人の主人公ラーマは警察をしており、
反政府首謀者であるビームを逮捕するため行動を始める。
この時ビームはまだ警察に顔が割れていなかった。
2人が出合う場面がこちら
https://www.youtube.com/watch?v=tryLR04-FqY
出会ったばかりなのに息ぴったりで、超人的な動きをしている2人。
2人仲良くなり、共に活動。
ラーマはビームのバイクに乗り、素性の分からないビームを捜索。
ビームはラーマの協力のおかげで総督の姪に近づく。
そして話題となったキレッキレのダンスがこちらである。
https://www.youtube.com/watch?v=SbT3fKt80k8
「インド人に芸術が分かるのか?」と英国紳士に煽られた故のナートゥ。
ビームの作戦決行。
https://www.youtube.com/watch?v=nXQVoJdDdBg
猛獣引き連れ総督府に特攻を仕掛ける。
(手名付けているわけではなく、ビーム自信も猛獣に襲われる)
そしてここにラーマが駆け付け、2人はお互いの正体を知る。
ラーマは泣く泣く親友ビームを逮捕することとなる。
ここまでで1時間半、第1部完
ビームは総督府に逆らった罪により公衆の前で鞭打ちの刑に処される。
「膝をついて許しを乞え」と言われるが、ビームは決して屈しない。
https://www.youtube.com/watch?v=ouKbrNiaPxo
ビームの決して屈しない姿に処刑場で暴動が発生、処刑は中止となる。
ラーマの正体、実は彼は独立運動家で、
大量の武器を盗み出すため、武器管理官となるべく警察内で昇級を望んでいた。
しかし、親友ビームを捕まえたことへの葛藤、民衆の暴動を見て、
独立のためにビームが必要と判断、脱獄を導く。
ビームが脱獄できたのもつかの間、
今度はビーム脱獄を行ったラーマが投獄させられる。
一方逃亡中のビームはラーマの許嫁と出会う。
そこでビームはラーマの大義を初めて知る。
ただ1人の村娘の為に行動していた自分を助けるために
インド人全体のために行動していたラーマが捕まるなんて…
そして場面はクライマックス、ビームはラーマを助けに行く。
https://www.youtube.com/watch?v=76fB3U6E_nY
一度は敵同士となった最強の2人が手を取り合う胸熱展開。
BGMのDOSTIって曲が場面を凄く盛り上げてくれる。
最後まで火薬の使用を惜しみません。
村娘は無事村に返され、ラーマも大量の武器とともに帰還のハッピーエンド。
エンディングは皆さんお待ちかねのインドダンス。
https://www.youtube.com/watch?v=2cyzCReoNgU
3時間の映画ですから、面白くてあっという間とかそういうの無いです。
やっぱり長いです。休憩しながら見たいです。でも、面白いです。
構成は非常に分かりやすかったですね。
2人が主軸で敵(総督)も明確、対立→協力の流れも盛り上がる。
配信始まったら是非見てもらいたい作品ですね。
2023-03-13(月)
全体公開
中途半端な時期ですが、レコーダーの録画容量ひっ迫してたのでアニメ一気見。
最近は異世界アニメをよく見るんですが、今期多すぎて多すぎて…
〇異世界のんびり農家
神「前世間違えて病弱な辛い人生送らせてしまったから異世界に転生させてやるぞ」
で、また神のミスで"死の森"に転生させられた主人公。
転生特典として万能農具(もともと最強の槍)を貰う。
主人公の拠点にヴァンパイア、天使、エルフ、ドラゴンその他もろもろ、
美少女たちが集まる農業スローライフ作品。
〇英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~
女神「あなたは国のためよく頑張りました。何か望みをかなえてあげましょう」
主人公「転生して武を極める修行をしたい」
何故か美少女になってしまったが、戦闘狂として転生した主人公。
この世界で騎士になるためにはマナを持っている必要があるが、
主人公はエーテルを制御し、マナを弾いてしまうため、幼馴染の従騎士となる。
比較的戦闘が多めで、美少女多めの異世界ファンタジー。
〇解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ
無能魔王軍四天王「お前は魔法が使えないからクビ」
魔族に育てられ30年魔族だと思っていたが、実は人間だった主人公。
森で巨乳美少女を助け、なんやかんや一緒に過ごすうちに夫婦に。
そこへやってくるのは美人の魔王軍四天王、美少女勇者。
人も魔族も傷つかない世界を目指してスローに村長する作品。
〇最強陰陽師の異世界転生記
前世では強すぎたが故、朝廷に裏切られて死ぬこととなった主人公。
魔法の素質はないが陰陽師の力でなんやかんやごまかして戦います。
精霊の力が使える従者やら勇者候補の女の子やらと楽しい魔法学校ライフ。
(女の子と遊んでいただけの兄貴を馬鹿にできないぞ、これは)
陰陽師って何でもできるんだなぁと錯覚してしまうファンタジー作品。
〇転生王女と天才令嬢の魔法革命
主人公の王女、あるとき前世の記憶を思い出す。
誰よりも魔法が好きなのに魔法の素質が無かった主人公。
誰でも魔法が使えるようにと研究中、
弟の王子が振った魔法の素質のある貴族令嬢を助手とする。
天性爛漫な王女と天才令嬢の王宮百合ファンタジー。
〇とんでもスキルで異世界放浪メシ
勇者召喚に巻き込まれて異世界に召喚されてしまった主人公。
固有スキルは"ネットスーパー"。
イオンのネットスーパーから様々な食品、調味料をお取り寄せし、
魔獣たちを調理して食べる作品
最強クラスの魔獣が飯のために従魔やってるほのぼのスローライフ。
〇冰剣の魔術師が世界を統べる
戦地で孤児だった主人公、最強クラスの魔術師たちに育てられる。
もっと子供らしさをと魔術学園に送り込まれる。
そして会う女性を無意識に口説きまくり。
ルームメイトとは筋肉で分かり合ったりと筋肉ギャグも多め。
序盤の噛ませ犬が死なずに更生するのは珍しい。
剣術大会に出場しない主人公も珍しい、一風変わったファンタジー作品。
〇老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます
自殺しようとしたら、偶然世界を超える力を手に入れてしまった主人公。
元の世界では家族を事故で無くし、1人暮らし。
異世界で金貨集めれば老後、元の世界だろうが異世界だろうが暮らせるぞ、
という訳で、世界を行き来することで異世界でお金を稼ぐことに。
異世界に元の世界で仕入れたものを自由に持ち込んで生活していく。
最後に放送延期中だが、魔王学院2期も見てます。
「お前が目指した深淵の底は、2000年前俺がとっくり通り過ぎた浅瀬に過ぎぬ」
主人公最強すぎるので、敵が対策として同量の魔力量で勝負しろと持ち掛け、
敵が2000年掛けて発明した魔力量を倍増する魔法を使用して攻撃。
それを防いで魔力の残存がほぼ0になった主人公と、まだ魔力を半分残す敵。
ここから魔力を倍増どころか無限倍するときの中二発言、
本当にこのセンス好き。
2022-12-17(土)
全体公開
かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-観てきました。
1期は面白いなぁと思って観てて、
2期は内容がマンネリ化してきて微妙と思い始め、
3期は体力が持たずに未視聴でした。
ただ映画前の宣伝なのか、ABEMAで無料視聴できたので、
3期ウルトラロマンティックを昨日までに視聴。
つまり、久々に見たわけですが、久々に見るとやっぱり面白い。
3期のウルトラロマンティックはマジでウルトラロマンティックだった。
で、本作は3期最終回の学園祭後の夜からスタート。
「好きになった方が負け」から始まった漫画ですが、
はたして恋愛頭脳戦の勝者はどちらになったのか?
笑いどころの多いラブコメなんで、是非劇場へ。
ところで、3期見てて思ったのが、
本作のキャラクター、みんな魅力がたっぷりなんですよね。
石上は非モテキャラだったのに、めっちゃいい奴なんで、
物語後半は一番のモテキャラになってるの笑っちゃうし、
ミコちゃんも最初は真面目系で好かんかったけど、
次第に可愛いところが見えてきて好きになった。
個人的のラブコメランキングで上位食い込みますね。
2022-11-27(日)
全体公開
2年前、ヴァイオレット・エヴァーガーデンを
MOVIXさいたまのDOLBY CINEMAで見た。
劇場を縦横無尽に駆け巡るサウンドと4Kプロジェクタの圧倒的黒、
映画の綺麗さを最大限生かせるシステムだと感じた。
さて今日は、すずめの戸締りを
グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXで視聴。
スクリーンサイズは国内最大級でこちらも4Kプロジェクタ。
広い劇場に響き渡るサウンド、特に低音は振動を感じた。
なるほど、これが国内最強のIMAXシアターか。
MOVIXさいたま、DOLBYの中では最弱と言われてるそうですが、
個人的にはDOLBY CINEMAの方が凄かったなぁと思いました。
DOLBYの黒は、画面外の黒と同じレベルの黒。
一方、IMAXの黒は4Kレーザーを駆使しても黒に近い灰色。
音響も、池袋のシアター、すごくいいんですが、
DOLBYで駆け巡るようなサウンドを聞いてしまったら、
壁から聞こえてくるだけのサウンドでは物足りない。
2022-11-14(月)
全体公開
すずめの戸締り、個人的に本当に傑作アニメ映画だったのですけど、
その良さを考えていると、どうしても過去作との比較をしてしまう。
つまり、君の名は。は何が凡作だったのかということを考えた。
まず、アニメをたくさん見ているから思うこととして、
君の名は。ってアニメである必要がないということ。
アニメじゃないとできない表現何かありましたか?ってこと。
SFアニメではなく、SFドラマと言われた方がしっくりくる。
単刀直入にアニメとして魅力な点がない。
一方、すずめの戸締りは、喋る猫や、椅子に変えられる青年だったり、
空想溢れる、ジブリ的アニメだった。
まさしくアニメじゃないとできないことをしている作品。
それから、音楽について。
君の名は。も天気の子も、RADWIMPSのMVと言われるくらい、
RADWIMPSのインパクトのある音楽に頼っている。
作品に合わせた音楽を作ることは、何も間違っていない。
これでヒットしたのだから商業的には大正解だったと言えるだろう。
ただ、すずめの戸締りで本当に衝撃的だったのが、
ネタバレになってしまうんですが、ルージュの伝言。
で、芹澤君が「少女と猫の旅立ちと言えば」と話すことにより、
視聴者は頭の中に黒猫と箒にまたがる魔女を思い浮かべるわけです。
RADWIMPSの曲では得られない、視聴者の想像を掻き立てる選曲。
これまでの作品では、視聴者は舞台の下で見る聴衆だったのが、
本作では舞台の上に強引に引っ張り上げられる。
ここ、大きく場面が変わっていくシーンでもあり、
この曲により広がる想像、深さを考えたら選曲が天才と断言できる。
キャラクターの個性について、君の名は。のペラペラさが指摘されますが、
三葉がどんな子か想像してみたら分かります。
・漠然と田舎が嫌いで、都会に行きたいと思っている田舎娘
・父とは上手く行っていない思春期反抗期の女の子
・瀧君、あの人と付き合えたかな? あ、私恋してたんだ…
なんというか…つまらない、何の変哲もない女子高生。
(その点糸守のボマーってすげぇよな、個性の塊)
本作ヒロインのすずめ、
一見すると、思春期女子高生と思われるかもしれないが、、
彼女の振る舞いに理由があるという点で、ペラペラになっていない。
まぁ、一番好きなキャラは芹澤君なんですけど。
(チャラ男、ギャップ、優しさ、魅力の塊)
作品のテーマについて。
君の名は。は、ラブロマンス作品でありエンタメなのかなというところ。
その程度の作品なら大災害は必要だったのかと監督と話をしたいね。
もっと深堀して、ネットで見かけた面白い考察の中に、
過去を変えて、つまらない大人になった。というものがあった。
監督がそれを意図したかは分からないが、自由な発想で面白いと思った。
すずめの戸締り、
我々視聴者は舞台の上に引っ張り上げられ、
「俺はこう思うんだけど、お前はどう思う?」と投げかけられた感じ。
テーマが剛速球のストレート球。
これをやるって監督の意思の強さは魅力的かもしれない。
作中で暗示される出来事に、能動的に触れたことのある人は、
何かしらに共感をし、考えさせられる、
色んな感情が心の内から湧き上がる、そんな作品。
他人事だと思って、何も考えたことのない人にとっては、
共感できるところがなく、しんどい、つまらない作品。
田舎の映画館で見た鑑賞後、IMAXで見たいなぁと思った。
昔エヴァーガーデンを遠路はるばるDOLBY CINEMAで見たことあるが、
最高の映画を最高のスクリーンで見る体験をもう一度したい。
2週間後に池袋行くんで、その機会に寄り道したい。