2020-11-29(日)
全体公開
第40回ジャパンカップ、
クラッシック三冠馬3頭出走ということで、
レース前から歴史に残るレースになると言われておりましたが、
レース模様は実際歴史に残したい名レースになったと思います。
まず発送予定時刻が15:40だったんですが、
唯一の外国馬、ウェイトゥパリスがご機嫌斜め。
日本の大歓声の中の競馬は不慣れだったのかな?
ちなみに彼もアーモンドアイと同様今回が引退レースでした。
約5分遅れでゲートが開いたのですが、
まず目に入ったのは、アーモンドアイ今日良いスタートやん。
これで走りやすい位置を取りに行きます。
そしてそれを上回る速度でキセキと先頭を取りに行き、大逃げの奇襲へ。
1000m57秒台という速さ、4コーナー入るまでにMAX20馬身程の差を開きます。
後続集団の中では、
前段後ろにアーモンドアイ、数馬身後ろにコントレイル、
さらに後ろにデアリングタクト。
2頭は後ろからアーモンドアイを追走するような作戦だったのかな。
最後の直線。
芝東京2400mは500mの直線があるんですが、
中継でも分かるキセキが完全にバテてている様子。
そして直線で仕掛けてくる後続馬達。
最初に仕掛けてきたのはグローリーヴェイズ。
直ぐ後ろにいたアーモンドアイがそれを追うように上がってくる。
外側からはコントレイル、カレンブーケドール、デアリングタクトも加速。
残り100m、トップは1馬身差をつけてアーモンドアイ。
キセキはバテテ他の馬に追いつけない状態。
最初に仕掛けたグローリーヴェイズに外から3頭が迫り、2位争い。
ゴール直前、アーモンドアイの1着はほぼ確実。
最低でも2位を取りたいコントレイルは全力の逃げ。
首差で迫るはカレンブーケドールとデアリングタクト。
ゴールの瞬間、執念で追いついたデアリングタクトが3着を取る。
という訳で、3強が1,2,3フィニッシュを決めました。
注目の3頭だけでもなく、他3頭も全力でアーモンドアイを倒しに来て、
それでもアーモンドアイには勝てなかった。
アーモンドアイは国内最多のGI9勝、国内GI8勝も史上初。
獲得賞金も+3億され19億超え歴代1位。
文句なしに最強の競馬を見せて引退していきました。
アーモンドアイの記録もとても嬉しいですが、
2,3着になった三冠の2馬も、古馬戦で充分に活躍できる実力を示しました。
来年どれだけ記録を伸ばしていくのか、楽しみです。
2020-11-28(土)
全体公開
さて、これまでジャパンカップが3強対決と呼ばれる所以、
そして夢の3強対決が実現した経緯について説明しました。
どうして今大会が界隈で高い注目を浴びているか分かったと思います。
では明日の出走を控え、レースがどのようになるか簡単に予想をしてみます。
私が日記を書いている時点(土曜15時40分)での単勝オッズは
2枠2番アーモンドアイ 2.1倍
3枠5番デアリングタクト 3.7倍
4枠6番コントレイル 3.1倍
この3頭に人気が集まり過ぎて、3頭とも複勝の最低が1.1倍。
東京で行われるジャパンカップは内枠有利と言われておりますが、
偶然にも3頭とも比較的内側の枠番となりました。
しかしながら、今シーズンの東京競馬場、
芝が少し荒れていて、タイムが伸び悩むという事態が起きているらしいです。
そうなると内枠だから有利というのは過信できない状況となっています。
少しでも荒れているところを回避しようと思うと、
最内を走るのは少し勘弁といったところ。
そうなるとコントレイルが比較的有利な枠番となっています。
一方デアリングタクトは外側にコントレイルが居るので、
ポジショニングが少し難しくなる競馬を強いられます。
アーモンドアイはお隣さんの影響を殆ど受けないとは思いますが、
やや荒れた芝を2400m、前走からの休憩期間も短めという、
条件としてはやや厳しい競馬になることが予想されます。
ではコントレイルが一番有利なのか?となりますが、
コントレイルも菊花賞からのジャパンカップということで、
このローテーションは過去誰も勝てていない厳しいものとなってます。
(天皇賞秋からのアーモンドアイはもっと厳しいんだが…)
もし勝てれば史上初じゃないですかね?
今回、3頭が注目されておりますが、
1984年ジャパンカップの再来もあるので注意は必要です。
当時、ミスターシービーvsシンボリルドルフという新旧三冠馬対決が行われたんですが、
勝ったのはカツラギエース。
ミスターシービーと同世代でクラッシック降着続きだったことから
2強に比べて注目もされない格下扱いをされていたのですが、
レース展開が追い風となって逃げ切り勝ちという偉大な勝利を収めました。
競馬に絶対はない
記念参加と揶揄されているヨシオが逃げ勝つかもしれない、
阿寒湖ことステゴの産駒、パフォーマプロミスが2位に来るかもしれない、
2年前ジャパンカップを世界記録のペースで負けたキセキが雪辱を果たすかも、
3強が勝つのか、ダークホースが現れるか、
明日のレースは待ち遠しいが、
それと同時にこのワクワクも終わってしまうと思うと、レースが始まってほしくない。
2020-11-27(金)
全体公開
今年のジャパンカップ、三冠馬が3頭とも参戦を決めたのは奇跡に近いです。
たぶん今後このようなレースは見ることができないでしょう。
本当に一生に一度のレースとなっています。
このように言い切れるのには競走馬の所属に大きく関わります。
現在活躍している日本馬の多くは、社台グループの馬になります。
社台は1990年にアメリカのサンデーサイレンスという馬を輸入し、
その子供をたくさん作りました。
この産駒は大成功をおさめ、近年の日本の競走馬で
サンデーサイレンスの血を引いていない馬が珍しくなるほどです。
当然、クラッシックレースを制するような強力な馬は社台から誕生するのです。
アーモンドアイは社台グループの中でも
最も大きい牧場であるノーザンファームの生まれです。
ところで、日本の競馬を牛耳っていると言っても過言ではない社台グループですが、
この身内同士の馬で、同じレースを競いたいと思うでしょうか?
答えはノーです。
レースに出すにはそれだけお金がかかりますが、
賞金が貰えるのは上位入賞馬のみ。
同じレースにいっぱい馬を送り込んでも、利益が出ないのです。
つまり、強い馬が複数頭いても、それがみんな社台の馬だと、
夢の対決とはならないのです。
しかし、今年の三冠馬2頭は違います。
コントレイルはノースヒルズ、デアリングタクトは長谷川牧場の馬です。
長谷川牧場はwikipediaすらないほど小さな牧場です。
3歳馬2頭は、コントレイル陣営がデアリングタクト陣営に呼応して
ジャパンカップに来たと言っても過言ではありません。
それにコロナの影響で海外遠征を取りやめたアーモンドアイ陣営が、
このジャパンカップに他陣営に遅れて参戦発表をしました。
(3頭とも主戦騎手が違うことも事も幸いでした。)
今年のクラッシックレースを全て負けたノーザンファームにとって、
三冠馬の2頭は目の上のたんこぶです。
なのでアーモンドアイで実力の違いを見せたいことでしょう。
アーモンドアイは今大会で引退を発表しています。
三冠馬2頭にとってジャパンカップはアーモンドアイを倒せる唯一のチャンスであり、
アーモンドアイは勝てば実力を示した上での勝ち逃げという絶好の機会となります。
続く
2020-11-26(木)
全体公開
競馬界隈では過去最高レベルの盛り上がりを見せているジャパンカップ。
3強対決と言われておりますが、競馬を全く知らない人にとっては
それがどういう意味なのか分からないと思います。
なので簡単に解説しようと思います。
まず、ジャパンカップとは何なのか。
大きな競馬の大会だと、日本ダービーや天皇賞、有馬記念などがありますが、
ジャパンカップもその一つで、強い馬集うG1レースとなります。
歴史は比較的浅く1981年からなのですが、
世界の強い馬を招待して、日本の競馬を強くしようとしたのが始まりのため、
賞金額が高く、G1の中でも特に盛り上がるレースの1つです。
そして今回騒がれている3強対決。
国内馬最多のG1 8勝を挙げたアーモンドアイと
無敗でクラッシックレースを制したコントレイル、デアリングタクトの対決です。
クラッシックレースとは、3歳馬だけが出場できるG1レースで、
将来の有力馬を見極めるレースとして始まり、その歴史は古く、
他のG1より格式の高い5つのレースを言います。
コントレイルは牡牝が出場可能な3つのレースを完全制覇し、
デアリングタクトも牝馬のみ出場可能な2レースと、
秋のクラッシックレースと同格扱いのもう1レースの計3レースを完全制覇しました。
コントレイルの無敗の三冠制覇は父ディープインパクト以来15年振り、
デアリングタクトに至っては牝馬三冠を史上初めて成し遂げました。
(2年前、アーモンドアイは新馬戦で唯一負けての牝馬三冠をしています)
3頭ともが三冠馬であり、三冠馬が3頭揃うレースは史上初となります。
また、アーモンドアイは名実共に最強牝馬であり、
それに挑む3歳馬の2頭という構図、
また3歳馬同士でも、どちらが最強かを決める戦いであり、
どの馬が勝っても歴史的な勝利に間違いのないレースになります。
続く
2020-11-22(日)
全体公開
先週のエリザベス女王杯、
ラッキーライラックなら余裕で勝てるだろうってことで、
ラッキーライラック軸の2~4番人気を馬連で購入。
2着が5番人気で無事死亡。
欲を出さずにワイドにしておけば回収できたのに…。
先週の負けを取り返すために臨むマイルチャンピオン、
グランアレグリアなら3着以内確実だろうと思い、
2番人気、4番人気を相手にワイドで購入。
結果3番人気、5番人気が入ったため無事死亡。
なんでや、なんで堅実な軸は1着なのに、
もう1頭を外してしまうんや。
来週はジャパンカップ。
歴代最多GI8賞且つ芝2400m世界記録保持馬アーモンドアイvs
ディープインパクトの血を引き親子の無敗3冠馬コントレイルvs
歴代女王も成し遂げてない史上初無敗牝馬3冠馬デアリングタクト
ジャパンカップは3歳馬55kg、古馬57kgで牝馬は-2kgのハンデ戦。
なので、53kgで走れる3歳牝馬はかなり有利である。
(アーモンドアイの世界記録もこのためでしょうね)
今回、アーモンドアイとコントレイルが55kgでいい勝負となりそう。
そして53kgで走れるデアリングタクトも有利には違いない。
この三つ巴は本当に予想できない。
ところで4歳勢のサートゥルナーリア、ワールドプレミア等は
GI馬なのに完全に蚊帳の外状態で不遇過ぎる。