ジャパンカップについて語る1
2020-11-26(木)
全体公開
競馬界隈では過去最高レベルの盛り上がりを見せているジャパンカップ。
3強対決と言われておりますが、競馬を全く知らない人にとっては
それがどういう意味なのか分からないと思います。
なので簡単に解説しようと思います。
まず、ジャパンカップとは何なのか。
大きな競馬の大会だと、日本ダービーや天皇賞、有馬記念などがありますが、
ジャパンカップもその一つで、強い馬集うG1レースとなります。
歴史は比較的浅く1981年からなのですが、
世界の強い馬を招待して、日本の競馬を強くしようとしたのが始まりのため、
賞金額が高く、G1の中でも特に盛り上がるレースの1つです。
そして今回騒がれている3強対決。
国内馬最多のG1 8勝を挙げたアーモンドアイと
無敗でクラッシックレースを制したコントレイル、デアリングタクトの対決です。
クラッシックレースとは、3歳馬だけが出場できるG1レースで、
将来の有力馬を見極めるレースとして始まり、その歴史は古く、
他のG1より格式の高い5つのレースを言います。
コントレイルは牡牝が出場可能な3つのレースを完全制覇し、
デアリングタクトも牝馬のみ出場可能な2レースと、
秋のクラッシックレースと同格扱いのもう1レースの計3レースを完全制覇しました。
コントレイルの無敗の三冠制覇は父ディープインパクト以来15年振り、
デアリングタクトに至っては牝馬三冠を史上初めて成し遂げました。
(2年前、アーモンドアイは新馬戦で唯一負けての牝馬三冠をしています)
3頭ともが三冠馬であり、三冠馬が3頭揃うレースは史上初となります。
また、アーモンドアイは名実共に最強牝馬であり、
それに挑む3歳馬の2頭という構図、
また3歳馬同士でも、どちらが最強かを決める戦いであり、
どの馬が勝っても歴史的な勝利に間違いのないレースになります。
続く