クロフネ
2021-01-18(月)
全体公開
01年代の名馬、クロフネの死亡が発表されました。
一昨年を最後に体調不良から種牡馬引退していたのですが、
また1頭名馬が亡くなるというのは悲しいことです。
01年代と言えば、タキオン、ジャンポケ、マンカフェと
中々のライバルが揃った時代。
伝説のラジオたんぱ3歳Sでは、前走が評価されたクロフネが1番人気に。
しかし、幻の3冠と言われる光速の粒子タキオン、世代のダービー馬ジャンポケ
という大きな壁が現れまさかの3位になる。
以後は皐月賞には出ずNHKマイルへ。そしてGI1勝目。
続いて変則ローテでのダービー出走。
タキオンが引退し、世代の頂点へ手が届きそうなこの1戦、勝ったのはジャンポケ。
惜しくもない5着という結果に。(距離適性のせいかなぁ…)
秋はマンカフェが勝利を収めることになる菊花賞ではなく、
古馬との戦い、天皇賞秋を目標に調整していたが、出走権争いに負けて出走ならず。
代わりにその前日に行われたダート武蔵野Sに出走しレコード勝ち。
初ダートで大差の勝利。
ダートでも走れることを確信し、次走に選んだのはジャパンカップダート(チャンピオンズC)。
ここでもレコード勝ちの圧勝。
そして日本競馬史上最強のダート馬と言われるようになる。
しかし、早々に引退してしまった馬が多いのが01年代。
クロフネは年を越すことなく屈腱炎により引退、種牡馬入りする。
種牡馬時代はスプリンターやNHKマイルを制するGI馬9頭を輩出。
直近では昨年の最優秀2歳牝馬、GIを制した唯一の白毛馬であるソダシがそれである。
種牡馬ランキングでは長らく1桁台を維持し、名種牡馬の1頭にまでなった。
ソダシの活躍を見て天国へ旅立ったのか、
それともソダシの伝説を見ずに天国へ旅立ったのか、
今年のソダシの活躍は見逃せない。