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2015-02-11(水) 全体公開

パソコン使用期限がたった今言い渡されたので
後悔しないうちに小説と言えない短編(駄文)を書き上げました←

デュラララ(新セル←羨望-静雄)

先ほどまでチャットをしていたはずの私は、
いつの間にか白い空間に居た。
きっと夢だろう、春が近づいていて随分と眠かったことだけ
覚えている。白い空間に寝転べば、ほんのりと暖かく____
新羅を思い浮かべた。
新羅は優しい奴だ。
闇医者で首の無い私を好きだというところは、まともな奴…
とは言えないのだが。血筋の問題もあるだろう。
何より新羅は、私を<人>にしてくれた。
「セルティ…」
新羅が私の名前を呼んでいる。
そろそろ起きなければいけないのだろうか。
新羅の声が大きく、よりうるさくなる。
起きる直前、白い空間の向こう側に、誰かが居ることに気がついた。
茶髪の少年だった。随分と古ぼけた写真を見ているようで、
セピアがかった色をしている。
私は首を傾げた(といっても分かりづらいが)。
[一人は、寂しい]
[こんな力要らないのに]
[お前は一人じゃ無いの?]
少年の声だろうか、これまた雑音が掛かっていて昔を思い浮かべる。
少年の手は腫れ上がり、人の物とは思えなかった。どうやらそれが
原因で一人なのだろう。私が新羅に会う前に似ている気もする。

まぁ、たかが夢だ。
私は少年に向かって微笑んだ。
「私のような化け物でも、愛してくれる人は見つかるぞ」
「お前も探してご覧、その力で探せるさ」

声が届いたならいいのだが。
私は起きたとたん飛びかかって来た新羅を殴り飛ばしながら
まだまだ寒い冬の空を見上げた。

つづくかもしれない
(セルティの夢のお話、少年は静雄です)


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