2位じゃダメな理由
2020-06-27(土)
全体公開
スーパーコンピュータの富岳が世界ランキングで1位になったからまた蓮舫の「2位じゃダメなんですか?」発言を揶揄するツイートが増えた。
だいたいそういうツイートのリプライは同意するツイートがほとんどで、いいねがたくさんついているのも同意しているツイートだけど今日見かけたツイートには珍しく反論するリプライがあっていいねが結構ついている。
https://twitter.com/rei5884007/status/1275185625667231744
https://twitter.com/VitaminMikane/status/1275242703324712963
以前気になって色々調べたことがある。
調べれば調べるほど「2位じゃダメなんですか?」発言は間違っていないことが分かった。
当時莫大な予算を使っているのになかなか開発が進んでいなかった。
なぜ開発が進まないのかと聞くと一位を目指すために必要な性能に達するためと答えたので「2位じゃダメなんですか?」が出た。
でもそれに対する納得できる答えはなかった。
事業仕分けには議員だけではなくコンピュータの専門家も出ていたが専門家からも同じような意見が出ていた。
ほとんどの専門家は開発側を批判している。
たまに民主党側を批判している専門家もいるけど、開発に関わっていた人が多い。
発言を揶揄するツイートをしている人もそれに賛同している人もツイッターのプロフィールを見る限りではコンピュータとは関係ない人が多い。
河野太郎も当時ブログで開発側を批判している。
https://www.taro.org/2011/11/post_1117.php
よく発言に対する批判で「それスポーツ選手にも言えるの?」っていうのをよく見る。
スパコンとスポーツ選手は違う。
プロとか大会に出る人は1位を目指すのは当然。
でも趣味でやっている人の中には楽しいからやっているだけで、1位を目指していない人もいる。
スパコンでも税金を使わずに開発しているなら1位を目指してもいいけど、税金を使っていて特に理由もないしランキングはあるけど大会があるわけでもないのに1位を目指すのはよくない。
スパコンはそれを使って何ができるかが重要なのに、目的が1位になっていた。
富岳は汎用性などを重視して開発された。1位を目的にしていたわけではなかったが結果的に1位になった。