2018-07-09(月)
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E.ブロンテの「嵐が丘」といえば、世界三大小説として名高い有名な作品
(とはいえ、世界三大〇〇なんて日本人しか言ってないと思うのだけど)
あらすじを一言で言うと「ある凶悪な男の純粋な愛が呼んだ悲劇」という感じ。
物語は、語り部のロックウッドが、元嵐が丘邸の使用人ネリーからのまた聞きで語るという特殊な形で展開される。
また聞きなものだから、情報は正確性を欠くし、あることもないことも語りに含まれている。
「叙述トリック」という言葉を聞いたことがある人は多いと思うけれど、これはその典型的な例。
とにかく、この小説の登場人物たちは、他の小説や物語のキャラクターに比べても強烈と言っていいほどに一貫した倫理性を持っている。
倫理性っていうのは、つまり「価値観」ってこと。
2018-07-08(日)
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今日のブックレビューは河野裕さんの「いなくなれ群青」
階段島シリーズと言えばそのスジでは有名。
ちょっと前にアニメ化されたサクラダリセットと同じ著者さんの作品です。
あらすじがちょっと説明しづらいのだけど、「階段島」という離島で暮らす主人公が、無為だけど平和な日々を甘受しているところに、幼馴染の女の子が突然現れて、生活が急変していく。……っていう感じ。これ以上喋るとネタバレなので言えない。
この作品というか、河野さんの特徴は、エンタメ小説、ライトノベル寄りの内容でありながら、文体が純文学寄りということ。
この人だけ昔のライトノベルのノリをそのまま保持しているっていう感じ、と言い直した方が伝わるかしら。
2018-07-07(土)
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今度小説のネタ(といっても自主制作で、何かに載るとか送るってわけじゃないのだけど)としてゲムキを使おうと思って、いろいろ考えてたら懐かしくなったので、久々にログインしています。
ここでは読み終えた本について軽い紹介文をつけて行く日記にしようかなと思ってます。いつ力尽きるか分からないけど、毎日更新したいなぁ。