8/28 9:30 晴れ

夏休みも終わりが近づいてきた頃。
太陽はこれでもかという程照り続け、セミはそれに呼応するかのようにせわしなく鳴いている。

それよりも大きな音を立てている目覚まし時計を健一は―そろそろうっとおしくなったのか―殴るようにして止める。
時計はミシッ、という嫌な音を抗議するかのように立て、やがて静かになった。
そのまま二度寝したい衝動に駆られ、その眠気の誘惑に負けそうになる。
「――…もう…このまま寝ちまおうかなぁ…」

そういえば昨日何か約束をしたような気がするが、どうにも思い出せない。
大切な約束だったか、それとも友人に借りた漫画を返す等の取り留めのないような事だったか。
しばらく思考した内、彼は――――

ベットから起きて約束を一応確認する
二度寝する


【試作恋愛風ゲーム】 ver.1.0 ※未完成です s.1
やめる