第8回シンデレラガール総選挙にあるキャラクターを見た
2019-05-19(日)
全体公開
今回の総選挙の荒れ具合を見て、とあるキャラクターのセリフを思い浮かべた。
「これが定めさ。知りながらも突き進んだ道だろう。正義と信じ、分からぬと逃げ、知らず、聞かず、
その果ての終局だ。もはや止める術など無い。そして滅ぶ。人は、滅ぶべくしてな。」
「高い金を出して買った夢だ。誰だって叶えたい。誰だって壊したくはなかろう。
だから挑むのか。それが夢と望まれて叶えるために。人は何を手に入れたのだ。その手に、その夢の果てに。
知りたがり、欲しがれ、やがてそれが何の為だったかも忘れ、命を大事と言いながら弄び殺し合う。
何を知ったとて、何を手にしたとて変わらない。最高だな人は。
そして妬み、憎み、殺し合うのさ。ならば存分に殺し合うがいい、それが望みなら。」
「これが人の夢、人の望み、人の業。他者より強く、他者より先へ、他者より上へ。 競い、妬み、憎んで、その身を食い合う。
私は結果だよ。だから知る。自ら育てた闇に喰われて人は滅ぶとな。」
「機動戦士ガンダムSEED」に登場する悪役、ラウ・ル・クルーゼのセリフ。
このセリフは今回の総選挙の全容を語っているようなものだと自分は思った。
信者とアンチの激突、声ありと声なしの対立、新アイドル肯定派と否定派の存在、運営とP達の理想の乖離。
これらはそうなると知りながらも突き進んできた道である。自分たちを正義と信じ、他者の考えを分からぬと逃げ、知らず、聞かず。
その果ての終局が今回の総選挙のような「推しを1位にするために、推しの障害となるものを排除するために場外戦術に出る」というものなら、界隈は滅ぶべくして滅ぶ。
8回も続くリアルマネーもかけた投票合戦で推しを1位に、推しに声を付けたいという夢をP達は高い金で買い、
そして夢の果てにボイス追加を成し遂げたアイドルに待ち受けていたのは、その多くが次回でさっそく圏外という結果。
「総選挙とはボイスをつけるためのものである」という事実を知り、実際にボイスを手にしてもP達は変わらない。良い意味でも悪い意味でも。
そして最上位になろうとしているアイドルを妬み、憎み、P達同士で互いを傷つけ合う。今回における本田未央と夢見りあむのように。第4回CG総選挙のように。
人の夢、人の望み、人の業。CG総選挙1位、ボイス追加という夢と望みは、夢見りあむを発端とする一連の出来事という業を生み出し、
他者より強く、他者より先へ、他者より上へ。この精神が最上位争いを、ボイス争奪戦を激化させ、
競い、妬み、憎んで、その身を食い合う。競い合いの果てに妬みと憎みが噴出し、自分たちで自分たちを食い合う。
そして自ら育てた闇に喰われて界隈は滅ぶ。新アイドルの登場が確定したとき以前から、声ありと声なしの格差という形で存在し、黒埼ちとせと白雪千夜の登場をきっかけに世に露呈した闇に。
その結果は、夢見りあむお気持ち表明という形で世に出てしまっているのだ。
自分は、今この界隈に必要なのは好意的な意見と反対意見の均衡、声ありと声なしの格差消化、新アイドルの認知、運営もPも自分たちの思い通りに事を進めるのは難しいことの理解であると思っている。
声あり新アイドル登場のような反対意見の台頭による均衡の崩壊、声ありと声なしの格差消化不足、新アイドル否定派の存在、運営とP達の理想が乖離しまくった数々の行動。
現状のような憎しみを憎しみで殴りつけるゲームを繰り返しているようでは、ラウ・ル・クルーゼが望んでいたような破滅が訪れてしまうかもしれない。
今回の総選挙が、問題の解決に何らかの進展をもたらすものである可能性に期待したい。