ネットスラング
2018-08-06(月)
全体公開
今となっては、ネットワークにおいて死語となったネットスラングも多い
ここの2010年以前の書き込みを見ていると、そういえばそんなスラングあったなと思うことがふとある
というわけで最近のネットスラングを色々調べてみた
はっきり言って、ネットスラングがアングラ要素の強い場所から派生して生まれてるのは相変わらずであるが
ネットスラング自体が若者言葉として認識されるようになったのが昔との大きな違いだろう
今のネットスラングの大多数を占めるものは「淫夢語録」と「なんJ語(猛虎弁)」が大半だと思う
淫夢語録自体は2011年頃から2015年前後まで加速的にネットワークへ広まり
現代ネットスラングの象徴として頭角を現すようになった
みんながよく使う「草」「ファッ!?」「括弧括りでの感情・心象表現」も
基本的に淫夢語録から誕生し、淫夢もといホモビのセリフが転用・改変されたものだ
淫夢語録が世に広まる一因となったなんJにおいても、エセ関西弁を軸にした専門用語として
猛虎弁が存在する。猛虎弁も淫夢語録をそのまま使うパターンや
「うーんこの」「ワイ」「(アカン)」「○○ニキ」などのなんJ語をそのまま使うなど多岐にわたる
最近では淫夢語録よりなんJ語および猛虎弁の方が多用されてるだろう。実際俺も使ってる
逆に聞かなくなったネットスラングとはなんだろう。これは過去のスレや書き込みを羅列すると割とわかりやすい
代表的なのは「括弧を片方だけ使った突っ込み、感情・心象表現」「5ch用語」で括れる
特に(「ry」からなる括弧を使った心象表現は、淫夢語録の登場でほとんど死滅し
5ch用語も、ツイッターやFBなどの各種SNSが盛んになったことで次第に忘れられるようになっていった
アスキーアート文化も基本的には5chくらいでしか使われていない。ツイッターには文字数制限あるし
FBはそういう層が使う傾向があまりない。ネットスラングから離れた層が使うような場所だ
LINEは晒しでもしない限り他者が可視することは不可能なので、実際にそうなのか調べにくいし
どちらかと言えば、「JK語」と言われるような若者言葉が中心であることが多い
顔文字文化については、まだギリギリ生き残っている。いわゆるテンプレに組み込まれることもある
絵文字が流行ってなおも生き残るのは、絵文字では小さくて見えないという問題点が生じることがあるからかもしれない
いや、恐らく顔文字の方が表現としてはわかりやすい、あるいは慣れ親しんでいるというのもあるだろう
恐らくは淫夢語録もなんJ語も2020年以降では過去のものになっているかもしれない
ネットスラングの移り変わりは現代における流行語の移り変わりよりも遅い
基本10年選手であることが多いからだ。それ以上なのもあるけど
新しく流行するだろうネットスラングが果たしてどこから生まれ、どこから派生し
どうやってネット中に広まるのか、それはそれで楽しみだったりする