カレンダーガール
2018-07-09(月)
全体公開
「何てコトない毎日が かけがえないの
オトナはそう言うけれど いまいちピンとこないよ」
自分が青春を捧げたアニメ、アイカツの1stシーズン前期ED
「カレンダーガール」のサビ歌詞にこんなものがある
アイカツにドハマリし、夏休み期間にちょうど1stシーズン一挙配信をやっていたので
全話見た2014年の夏。アイカツの曲では色々と好きな曲があるが
特に印象に残っているのがこの曲の、この歌詞だった
なんてこと無い毎日がかけがえ無くなる
当時高校生だった自分には、それが何を意味するのかあまり理解できなかった
現になんてこと無い毎日、変化に乏しい毎日を送っていたからだ
何時も通り早起きし、何時も通り学校へ行き、何時も通り友達とだべって
何時も通り帰宅して、何時も通り自室にこもってゲームとパソコンに講じる
なんてこと無い毎日の連続に、いつしか退屈が起き始めていたくらいに
そんな日々を送っていた。ルーチンワークのような日々を
それこそ、パズドラにハマって大量課金してしまったり、アイカツに青春を捧げてしまったりと
中学生の自分が見たら驚愕しそうな私生活こそは送っていたが
少なくとも、俺は学校と家を行き来するような生活をしていたし
学校帰りにゲーセンに通う日々を送っていたりもした
それから月日は流れて大学生。アイカツ武道館のライブでカレンダーガールを聞いたときに
あの歌詞の本当の意味を理解できたような気がした
大学生になってから、常に何かに追われるような生活を繰り返していた
時間を無駄にするような、時間を変なことに使うような・・・
高校時代、あれほど謳歌していた「なんてこと無い毎日」が
無くなっていく感覚に次第に襲われるようになっていった
こうして大人になって初めて分かった。なんてこと無い毎日がかけがえないこと
なんてこと無い毎日が無くなっていくことを
カレンダーガールの2番サビにはこうある
「何てコトない毎日が トクベツになる」
これも、大人になって初めてわかるかもしれない。失われていくなんてこと無い毎日が
だんだん特別な時間に化けてくるようになるということだと解釈している
自由に生きれる時間、好きなことに当てられる時間、バイトで金稼ぎできる時間・・・
なんてことない毎日を送っていた時は常に存在していた時間、日々が
大人になれば次第に失われていく。それに合わせて、特別な時間はだんだん特別になっていく
そして人は夜更かししてでもその特別な時間を手に入れようとしたり
学校やバイト、仕事をサボってでも欲しようとするが、そこは個人次第だ
かくして、大人になって初めてなんてこと無い毎日がかけがえなく
自分の中で特別な日々と化してしまっていることを実感できたわけであった
なんてこと無い毎日がかけがえない?とピンとこない少年少女諸君は
まさしくカレンダーガールの歌詞通り、なんてこと無い毎日を謳歌し
これから、なんてこと無い毎日がかけがえなくて、特別になることを実感するんだろうね