新型インフルエンザ流行終息へ
2010-03-11(木)
全体公開
国立感染症研究所に全国約5千の定点医療機関から報告された3月1〜7日のインフルエンザ患者が速報値で1機関当たり約0.8人となり、全国的な流行入りの指標となる1.0人を下回ったことが分かったです。インフルエンザの殆どがA型ということで、新型だとみられるという。
新型インフルエンザの流行は2009年8月10〜16日の週に1機関当たり1.69人となり全国的な流行入りが宣言されてから、1人を下回るのは約7カ月ぶり。昨年7月から今年2月までの累計患者数は推定2059万人と、過去10年で最大級のインフルエンザ流行となったです。
公式な終息宣言や終息の指数は決まっていないが、長妻昭厚労相は12日の記者会見で「第2波が来ないとは断言できない。状況を注視しながら取り組みを続ける」と話し、次の流行に備える時期だとの認識を示したです。
ちなみに今季の流行のピークは昨年11月23〜29日の週で、1機関当たり39・63人。