ウルトラセブン「悲劇の星人」
2009-08-12(水)
全体公開
さて、ウルトラセブンの、
深く、切ない話をお送りいたします。
ウルトラセブンの話には、
欠番として永遠に封印された話が存在します。
そう、12話です。
第12話「遊星より愛をこめて」
登場怪獣「スペル星人」
スペル星人事態が幻の怪獣であり、
幻のエピソードであえう第12話。
物語については、
自分の故郷のスペル星の実験で失敗し、
放射線を浴び、血液が欲しかったスペル星人。
そこで地球の若い女性、子供の血液を奪う作戦を作った。
(被害者は白血球が無に近くなり死亡。モボロシ・ダン曰く原爆病と同じ表情ですね)
そしてセブンと戦闘。最終的にアイスラッカーで真っ二つにされ倒された。
と言う話
確かに製作され、撮影されたエピソードであるにも関わらず、その存在は闇へと葬られ、最初からなかったことにされている。
何故だろうか?
それは、放送終了時に起こったのである。
小学二年生の怪獣カードにスペル星人が出たのである。
その時のスペル星人は「ひばく星人」と記されていた。
そこで、被爆星人スペル星人の写真を見てみよう。

良く見ると、
まるで被爆者のようなのだ。
それだから、被爆星人と付けられたのだろう。
「遊星より愛をこめて」は、人種を超えた愛をラストで訴えている。差別意識とはまったく逆の博愛のテーマを訴えた作品である。
宇宙人に恋してしまったアンヌの友人を演じた桜井浩子さんの演技が素晴らしかっただけに封印してしまうのは非常に惜しまれる作品だ。
実際は本放送後、再放送され、その再放送時に問題化し、以後欠番あつかいになった。
玩具でも発売されている所が現在確認できてない。
つまり、スペル星人は、存在しなかったのようにされた。
インターネット、ウィキで
「スペル星人」と検索すれば、詳しく出るはず。
皆さん、このスペル星人、可愛そうに見えませんか?
再放送時、欠番扱いされ、永遠に存在しなくなった怪獣。
本当の悲しい怪獣はスペル星人です。