多賀城
2019-10-20(日)
全体公開
100名城に登録されていたという理由で多賀城跡に行ってきました。
(多賀城方面行くの凄い久々感)
多賀城自体の知名度は低いと思いますが、
(信長の野望とかで仙臺のすぐ隣にあったりするんだが)
全国に62指定されている国の特別史跡の1つで、
平城京・大宰府と並び、3大史跡として数えられている重要文化財です。
多賀城は奈良時代に陸奥国の中心地として整備され、
今でいう県庁に当たる多賀政庁が置かれました。
また、当時は大和政権の北限に当たるエリアで鎮守府も置かれました。
(対大陸の軍事拠点が大宰府で、対蝦夷の前線が鎮守府と思えば良い)
平安時代に坂上田村麻呂が支配地域を北に大きく広げたため、
多賀城の鎮守府の役割もなくなり衰退しました。
以後仙台圏の中心は、伊達家によって整備された隣接地域の仙台に変わっていきます。
また多賀城跡に行くと、日本三古碑の1つである多賀城碑も見れます。
聞いた話によると、碑を建てて直ぐに碑に書かれた人物が朝廷に処罰され
以後地中に埋められていたそう。
江戸時代に発見された後、仙台藩がこの碑を保護するための屋根を設置。
そのおかげで奈良時代の碑の割に風化が少ない。
京都からの的確な距離や、蝦夷地域との境界線、
大陸からの距離などが記載されていて文献として価値が高いことが分かります。
(秋田経由で交易ルートがあったとかなかったとか)