自衛隊
2019-09-27(金)
全体公開
自衛隊好きだけど、自衛隊を崇拝するって理解できない。
最近ツイッターで見た自衛隊のお見送りの動画、
現場でお礼を言ってお見送りするのは別に崇拝ではないだろう。
マンガを好きになっても、それを描いた漫画家個人を好きになることはないけど、
技術や才能は評価して、次回作にも期待してしまう。それと同じ感じ。
自衛隊の話で同じような意見のツイートがあるかは知らんけど、
「お見送りまでいくと気持ち悪い」というツイートに対して、
「こういう人は店員にも礼を言わないんだろうな」というリプがあった。
気持ち悪いと思わない私は基本的に礼を言っております。
仕事とは言え、店員と客は対等な売買契約の関係にあるからね。
では、自衛隊の場合はどうか。
自衛隊は自治体の要請を受けて仕事として災害救助活動をしている。
自衛隊が被災者を支援するというのは一方向的な行政の結果であると言える。
つまり自衛隊と被災者は対等な立場に居ないわけで、
店員と客という単純な枠組みでとらえることはできないだろう。
この観点で考えれば自衛隊に感謝をしなければならないという必要はない。
しかしながら、現代日本に浸透する社会観念を考えるならば、
わざわざ遠方から見ず知らずの自分のために救援に来て下さった自衛隊に
感謝をしないというのは、少々礼に欠けると思われる。
では、見送りまでするのはどうなのか?
見送りという行動の文化的背景を考えるならば、
旅立つ相手の無事を祈って送り出すという意味があるだろう。
ならば救援を終えて家族や友人の元へ帰る自衛隊員が、
無事に基地まで戻れるように祈るのに何かおかしな点があるのだろうか?
以上のことを考慮すると、
ツイッターで話題らしいこの話題に、何らおかしな点はない。
崇拝していると感じてしまう人は、規律や礼、おかしな国の道徳教育に染まらず、
全体主義的な思想が好きな日本人を、革新的な考え方で変えることができる
素晴らしい人材であると思う。
「こんなこと書いてどういう神経しているんだと」という意見もあるだろう。
自分も書き終わった後に考えてみたが、
まぁ私変人だからいいかと思って公開した。