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この世界の片隅に

2019-08-03(土) 全体公開

今日NHKで、こうの史代さんの作品2本取り扱っていたんよね。

1本目は午後の時間帯にドラマ夕凪の街 桜の国。
回顧シーンで、戦後10年の広島で生きる被ばく女性の苦悩が描かれていた。
自分だけ生き残ったことへの罪悪感と、被ばく者への風評被害、
原爆が無かったかのように振舞う周囲の気味悪さ。
それを全て打ち明けて、やっと幸せになれると思ったところで原爆症を発症。
「自分たちの死を望んで広島に原子爆弾を落とした者は、
 今日また一人殺せたと喜んでいるだろうか」
久々にドラマ見て泣きました。

ちなみに、原爆投下を実行した米兵で唯一、
クロード・イーザリーさんという方が原爆を投下したことを後悔したそうです。
他の米兵も、原爆を正当化しないと自らを苦悩に追いやるだけだったわけで、
そういう意味、戦後10年また一人殺せたと本気で喜べた人はいないんじゃないかな。
だから本当に上のセリフが悲しすぎて泣きました。


続いて夜に、2016年話題になったアニメ映画、この世界の片隅に。
戦時中のアニメ作品だと、蛍の墓や裸足のゲンみたいに、
戦争被害者、悲劇に着目した作品が多い中、
本作は、ただ生きている人を描いたって印象が強かった。
その分何気ない日常が続くので2時間という時間は退屈に感じるかもしれない。

知人を失い、姪を失い、自分も片腕を失い、広島の家族は安否不明
それでも戦おうと思っていたのに、玉音放送で終戦を告げられる。
平和作品だと終戦して良かった~ってことが多いんですけど、
本作の主人公は、まだ戦えるのに負けを認めたことに激昂。
こういうところに、物語の主人公になるために書かれたシナリオじゃなくて、
戦争を生き抜いた人を表現したいんだと感じた。

最後に行った広島のシーンで、床に臥す妹に両親が亡くなったことを告げられる。
妹の腕にも原爆症が出ていたが、「治らなければおかしい」って励ます。
本編では描かれないけど、きっとこの後妹も失うんだと思うと悲しい。

戦災孤児の少女はちょっとグロかった。
人が助け合うところを描きたかったんだと思うけど、ちょっと好きじゃない。

Катюша

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