南ア
2016-01-12(火)
全体公開
30年程前イギリスで公開された南アフリカの映画を見ました。
英語の授業で南アフリカ文学を扱っている一環です。
調べてみたらCry Freedom(日本語名遠い夜明け)と言う映画らしいです。
あたかも知っているでしょみたいに教授が取り上げたスティーブ・ビコって誰だよってなりました。
ネルソン・マンデラくらい有名な方なら知っていますが……。
一般常識としてはアパルトヘイトとマンデラは知っていた方がいいですね。
アパルトヘイトとは20世紀後半に南アフリカで行われていた人種隔離政策のこと。
白人、カラード、インド人、黒人の4つの人種が交わらぬよう、土地も結婚も全てに制限をかけた。
白人は8割以上の土地と富を独占、他民族との格差が拡大。
政権は白人が支配をし、他民族が団結をしたところで弾圧される時代であった。
マンデラは全人種選挙によって当選し、アパルトヘイトの全政策を廃止。
新憲法を成立し、全人種を平等に扱おうと尽力した。
全人種選挙って書きましたが、それまでは一部人種は選挙権すらなかったんです。
映画を見ていてとても非人道的な場面に衝撃でした。
ビコが白人警官に捕まり拷問を受け、脳に大きなダメージを受けます。
医師は神経反射がないからすぐに病院に搬送しろと言うんですが、白人警官は演技ではないのか耳を傾けない。
最終的には1100km離れた警察病院に搬送する始末。
ビコは搬送先で死亡が確認されています(実話)