ヨッシーの日記
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無題

2007-08-02(木) 全体公開

雨の魔女

−−−−−−−−−−−

アリサたちはケイトの家に上がってた。

コポポポポ

紅茶の匂いがする。

コトッ コトッ コトッ

「で、何の用?」

紅茶を置きながらケイトが訊ねる。

「実はね、厄介な呪いにかかっちゃって」
「え?どんなの?」

「雨のときにしか魔法が使えなくなる呪いなんです。」
「・・・確かにそれは厄介ね、ちょっと待って。調べてみる。」

するとケイトは本棚から分厚い茶色の本を取り出し、ページをめくった。

その時。

「げ、アリサ」
「あ、みっちゃん。」

黒髪赤目の少年が、狼の耳と尻尾を生やした少年が、戸口に立っていた。

「ミヅルくん。お帰り。」
「・・・ただいま。で、何でこいつがいるわけ?3週間前に旅立ったんじゃ・・・。」

「誰ですか?」
「ん?俺は狼人間のミヅル。アリサはみっちゃんって呼んでるけど、迷惑な話だよ。」
「・・・僕はエルフのウィルです。なんでここに?」

「じゃ、ケイトの調べ物が終わるまで話そうか。」

−−−−−−−−−−−−−−−−−

ミヅルは友達のキャラです。
使う許可はもらいました。ケイトと絡ませるとなると必要だからね。
1901-12-14 05:45:52
狼人間大好きですv

無題

2007-07-31(火) 全体公開

ああ・・・。夏コンは銀賞に終わる。
私があの時音潰して無かったら・・・。
先輩、最後まで生意気でゴメンナサイ。
低音の要として、私は一生懸命Tuba(チューバ)をやりますから!

さて、雨の魔女へと移ろうか。


−−−−−−−−−−−−−−−−

アリサとウィルはしばらく国の外で雨を待っていた。
呪いでアリサは少々厄介なことになったが、特に気にしていないようだ。

そして雨が降った。

「半日も待った甲斐があったわ。」
「どこにいるの?その親友さんは。」
「ん?深き森の中に小屋建ててる。」
「深き森って・・・。変わり者なの?」
「会えば分かるよ。」


そしてアリサは
「風魔法、ウィンディ!」
と唱えた。

風が2人を包み、気がつくと。

「うわ・・・。」

深き森の前にいた。

「どこなの?」
「すぐ分かるよ。小屋建ててるし。」
「そういえばその人ってどんな人?」
「そうだね、純粋無垢っていえば分かるかな・・・。」

しばらく歩いていると小屋が見えた。
が、どっちかというと小さい一軒家だ。

「あ、改築したんだ」
「ねえ、アリサ。あの人・・・。」

ウィルが指差したあたりに人影が見えた。
人影は花に水をやっている。

「ケイト?」
「・・・え、アリサ?」

人影が姿を現した。

全体的にいうと白い服を着ている。
茶髪の三つ編み、緑目。
肌は少し白い。

「ケイト!ちょっと可愛くなったじゃん!」
「・・・アリサ、3週間ぶりなんだけど・・・。どうしたの?」

「ちょっと・・・ね。」
「あ、この子は?」
「ん?私の道連れの、」
「ウィルです。はじめまして。」
「はじめまして。私はケイト。ここに住んでるの。」
「でも、前は小さい小屋だったのにね。やっぱり・・・」

ちょっとケイトが顔を赤らめるのが分かった。
そしてアリサはニヤニヤしていた。

「?」

ウィルはその理由が分からなかった。

−−−−−−−−−−−−−−

ケイトは私のお気に入りでもあります。
基本的に、純粋な子は書いてて羨ましいし、腹黒い子は書いてて楽しい。


魔法解説

ウィンディ
移動呪文の一種。
アリサは風魔法が得意なため、使っている。

1901-12-14 05:45:52
たしかに腹黒いこって書いてて楽しいですよね

無題

2007-07-30(月) 全体公開

・・・今日気付いた。日にちずれてた。

今日は疲れているので更新ナシ。
明日がんばります。
らす 1901-12-14 05:45:52
ファイトッ!!

無題

2007-07-28(土) 全体公開

雨の魔女。

−−−−−−−−−−−−
張り込みを始めて3日目。

それは夜に起こった。

「キャーッ!!!」

悲鳴が響く。

ウィルとアリサは、すぐに現場に駆けつけた。

「大丈夫ですか!?」

ウィルが被害者の女性に聞く。

「ま、まだ追ってくる・・・。何とか最初の呪いは避けたけど・・・。」

「ウィル、その人連れて安全なところに隠れてて。」

アリサは杖を取り出して構える。

「待ってよぉ。僕はまだ満足してないよぉ?」

ちょっと気持ち悪い男が現れた。

「こんばんは、呪い魔さん。」
「うん。こんばんは〜。」

「何でこんなことしてるんですか?」
「最初はね、ストレス解消に、イタズラ半分だったのぉ。でもね、どんどんすごい呪いを覚えて、それを試すようになったんだぁ〜。」
「だから・・・。目潰しの呪いや、狂える呪い、踊りの呪い、歌の呪い。忘却の呪いまでかけたっていうの?」
「そうだねぇ。面白かったよぉ?人が逃げて泣き叫ぶのはさぁ。」
「狂ってる・・・。」

アリサは杖を男の前に向ける。

「いいのぉ?攻撃できるのぉ?」
「なめないでよ。」

アリサは少し微笑むと、詠唱を始めた。

「風よ、我のために千の刃となりて、切り刻め。・・・風魔法、かまいたち!」

風が荒れ、刃になって襲い掛かる。

「うっ・・・うわぁ!!」

風がやんだ時、男は傷だらけで倒れていた。

「アリサ。」
「何、ウィル。」
「・・・さすがに詠唱は無しなんじゃないの?」
「いいじゃない。どうせ反省してなさそうだし。」
「・・・詠唱ありの黒魔法は強力だから、詠唱無しでも十分だったと思うよ?」
「でもね、」

「ふっ、ふふふ・・・。」

男が起き上がった。そして、ウィルに向けて。

「その者、雨のときに魔力の恩恵を受け、それ以外は魔力を失う・・・。雨の呪い!」

杖先から閃光が走る。

「危ない!」

アリサは、ウィルをかばい呪いの閃光を受けた。
 
「う゛っ・・・。」

アリサがふらっと倒れた。

「あは・・・あははははは!!」

男が狂ったように笑う。

が、その笑いは

「あは?」

ウィルから放たれた禍々しい殺気によって静まった。

「何?お前。」

「お前は僕の大切な人を傷つけた・・・。」

低く呻くウィルは、普段とは打って変わって恐怖を感じる。

そして、ウィルは詠唱を始めた。

「この地に眠る水龍よ、われの声に応えたまえ・・・。」

国の中心にある泉が輝く。

「エルフの名の下、命ずる。こいつを・・・倒せ。」

そして、水龍が現れ、男を飲み込んだ。

男は完全に気絶した。

「ありがとう」

とウィルが礼を言うと、

「まあ、そう言うな。われもこやつは許せなかった。むしろ、呼び覚ましてくれ、感謝する。」

龍はそういい、再び泉へと還った。

「そっか・・・。エルフ族は自然の力を操る魔法が得意だからね・・・。いくらハーフでもその力はあるんだ・・・。」
「・・・大丈夫?すぐ病院に行こう。」

「うん・・・。風魔法・・・ウィンディ!」

何も起こらない。

「・・・あれ?」
「・・・まさか・・・。さっきの呪いは・・・。雨のときしか魔法が使えないってやつじゃ・・・。」
「うわっ、厄介なのにかかっちゃったな。」

その後。
「たいした怪我じゃなくて良かったですね。警察の方が来ておりますよ。」
「あの、呪いは・・・?」
「・・・すいません、我々じゃ・・・。」
「・・・そうですか・・・。」

「ありがとうございます!こちら、賞金となります。」
「いえいえ。」
「僕らだって許せなかったんですよ」

男は、無期懲役となった。

国を出て、アリサは。

「さて、雨が降るのを待つか。」
「どうして?」

「私の親友に、凄腕の白魔導士がいるからさ。」


−−−−−−−−−−−−−−−

ちょっとした解説。

詠唱とは呪文の前文みたいなもの。
別に唱えなくても発動はするが、詠唱をしたときと比べて威力が落ちてしまう。

狂える呪い
精神を狂わせる呪い

踊りの呪い
踊り続ける呪い

歌の呪い
歌い続ける呪い
似たようなので歌声の呪いもあるが、それは幻聴が聴こえる呪い。

忘却の呪い
記憶喪失にする呪い

以上解説でした。
1901-12-14 05:45:52
呪文とかすごいですね…
私、魔法使いの話を6年の頃かいていましたけど
呪文とか適当だったもん…
ウィル君可愛いナァw

無題

2007-07-27(金) 全体公開

雨の魔女。コメントもらって張り切ってます。

−−−−−−−−−

「まずは呪い魔の被害について聞いてみようよ」

という、ウィルの提案で2人は警察署まで行ってみた。

「え?呪い魔の被害?」

若い警官が書類を探っている。

「あ、あった。はい、ここ最近の被害はこれで分かるよ。」

「さて、見てみるか。」

ダナ・カリウス(16歳 男) 性転換の呪いをかけられる 病院にて、癒者(ヒーラー。魔法医のこと)によって完治。

ルーク・イルシェ(69歳 女) 天邪鬼の呪いをかけられる 完治したものの、誤解を解くために疾走。

プア・ティー(5歳 女) 両目に目潰しの呪いをかけられる 幸い右目は完治したが、左目は失明。

             ・
             ・
             ・

「なんかだんだんひどくなってない?」

とアリサ。

「そうだね。性転換の呪いならイタズラ程度で済むだろうけど、目潰しの呪いはね・・・。」
「あ、この人狂える呪いかけられてるよ。現在入院中だって。」
「狂える呪いか・・・。いったいどこの誰なんだ!!」
「そうよね、許せないわ。」
「・・・そういえばさ、これ、地域集中してない?」
「ホントだ。南区ばっかり。」

・・・というわけで。

「南区で張り込みやろう!」
「子供とお年よりばっかだからね。一部旅人もあったし、僕らも当たる可能性大だしね。」


そして、張り込みが始まった。

−−−−−−−−−−−−


1901-12-14 05:45:52
アリサちゃんぁんどウィル君頑張れ!
おぉ〜ッ続きが気になる〜ww

ヨッシー

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