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ピカチュウ「わかった、分かったから、まずはとなり町までいこうよ。」(汗)

セレビィ「それもそうね、でもせっかく4人もいるんだし、2組にわけて行動しましょう。」

こういう時に限って冷静になるんだよなぁ。とピカチュウは思った。

ピカチュウ「じゃあ僕パチリスといっしょに……

セレビィ「ダメ!パチリスには聞きたいことが盛りだくさんあるんだから、私はパチリスといくわ。」

ということで、無理矢理セレビィはパチリスと組んだ。正直悔しい。

大人ピカチュウ「じゃあ僕らはこっちを通るから、セレビィたちはあっちの道を通って。」

……頭が痛い、というより、パチリスと組みたい。けど無理なんだよなぁ。という思いが、僕に何かした。

またあの時と同じだ。ネックレスが光ってる。この時だけ木が風に吹かれているかのように揺れている。風なんてないのに。

シュッ!!

また僕と大人の僕は瞬間移動した。しかも僕の腕に腕輪がはめ込まれている。

大人ピカチュウ「お、やるなぁ、これであいつらよりも先に町につけるぞ!…って、ピカチュウ?」

僕は腕にまかれている腕輪に刻まれている文字を読んだ。

ピカチュウ「汝我を完璧に操る事出来れば、汝に力を授けよう。」

と書かれていた。

意味は分からないが、力をくれるっていうのは分かった。

それから、さっきから思っていたんだが、日が暮れている。さっきまで青空だったのに。まあいいか。

大人ピカチュウ「お!?町だ!ついにたどり着いたぞ!」

大人の僕の声がそのように聞こえたので、僕も前をみた。……町だ!

ピカチュウ「町だ!よーし、ワープ!」

そう僕は唱えた。けどワープはできなかった。

大人ピカチュウ「ワープしなくても、走れば町まで行けるよ!」

そういわれて僕も走った。

タタタタ……

二匹とも無言で走り続けたおかげでなんとか次の町、ビルビータウンに着いた。

ピカチュウ「ふぅー、なんとか着いたね。セレビィ達を待とうか!」

大人ピカチュウは何も言わなかった。言ったとすれば小声の「うん。」という言葉だ。大人ピカチュウも、僕も、息が切れているのでこれだけ喋るのもひと苦労だ。

と、思ったその時、僕はトイレに行きたくなった。だから、

ピカチュウ「トイレ行ってくるから待ってて!」

そう言った。

にしても、この町にはポケが多いなぁ。そう僕が思ったとき、ポッチャマというポケがヒコザルと遊んでいるのを見た。

そう考えるのもつかのま、またトイレに行きたくなった。

僕はすぐにトイレに駆け込んだ。なんとかギリギリ間に合って一安心。そう思っていたら、

ピカチュウ(どうしてこんなに早く日が暮れたんだろう。)

そう考えていた。瞬間移動してから、まだ1時間も過ぎてないはずなのに。

ピカチュウ「ま、いっか。」

思わず口にでた一言。さりげなくいったようで、心にくる。

ピカチュウ「早く家に帰りたいなぁ。」

そのとき、ピカチュウの涙が、地面に落ちた。

ピカチュウ「そう言えば、あのヒコザル達のように、僕とパチリスも遊んでいたなぁ。」

ピカチュウは涙をふいて、大人ピカチュウのいる場所へ行った。

大人ピカチュウ「おーい!はやくしろー(笑)いい情報が入ったぞ〜!」

僕が大人ピカチュウの場所へ行くと、

大人ピカチュウ「やっと来たね。いい情報っていうのはこれだよ!」

大人ピカチュウの差し出した紙を僕は読んだ。

ピカチュウ「なになに?この町のバトル大会は誰でもOK!優勝した方は「ビルビールビー」という宝石と15000ポケプレゼント!?お申し込みは大会会場まで!」

大人ピカチュウ「ね、すごいでしょ?15000ポケと、ビルビールビーっていうすごそうな物がもらえるらしいんだ。ちなみに、ピカチュウと僕はもう登録しちゃったからね。」

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