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11 : 初カキコ。参加ー 当然こんな事になったことを良かっただなんて 思っている訳ではない。僕は人との 関わりが正直言うと得意な方ではなかった。 帰り道を一緒に過ごす3人くらいしか心から 話せる友達はいなくて…しかし、ココに来てから 嫌でもコミニュケーションを取らなければいけない 状況となった。不安な中、1人でも多くの人間と 関わることは気を安らげた。自分だけじゃない。 そう思う事で、孤独に乾いてしまった心が潤う。 女子だなんて僕にはハッキリ言うと未知の世界の ようなものだった。でも、先ほど触れ合った手は 暖かく柔らかく。同性とはまた違ったパワーを 体内に持っているのではないかという感覚。 どこか壁をつくっていた僕が、もっとたくさんの 人間と関わりたくなった。個々のパワー,存在を 感じてみたくなったのだった。冷たかった指先は 温まり、痛々しかったササクレが指を飾っている ようにも見えたのは胸に熱が灯った証拠だろうか。 |