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102 : 連レス失礼。 こないだ地球温暖化がもたらす影響についての実験研究チームのレポートをまとめました。 独立行政法人国立環境研究所は、地球温暖化影響と適応戦略に関する調査を実施している。今回、この調査結果とその他最新の研究成果、行政資料等から、[1]日本において検出された地球温暖化と考えられる影響の現状と、[2]日本における地球温暖化影響の予測結果について、気候、生態系、市民生活の分野を対象に、近年の追加的な知見を中心に中間的なとりまとめを行った。 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告では、地球温暖化に対し脆弱な地域(熱帯域、高緯度地域等)や分野(生態系等)を中心に影響が現れていることが示されているが、今回の調査の結果、[1]日本においても、気候、生態系、都市環境、人の健康など幅広い分野において、既に地球温暖化が原因と思われる影響が顕在化していることが分かった。また、[2]今後、地球温暖化の進行によって、日本における影響の範囲や強度が増大することが予測された。 さらに今回の調査では、将来、地球温暖化影響の軽減のための今後の取組についても検討が行われ、今後とも、温室効果ガスの削減(緩和策:Mitigation)を一層進めるとともに、地球温暖化影響のモニタリングや適応策(Adaptation)の重要性も示された。 これらの調査結果は、地球温暖化影響に関する我が国の各階各層の理解の促進と、今後の地球温暖化対策の推進に資するものである。 なお、今回の調査は、環境省の地球温暖化の影響と適応に関する統合調査費等により実施された。 |