草原に、一機のレアギアが横たわっている。
周りには、大量の死体、肉片、生首、血だまり。
そして内臓およびその内容物。
小鳥がさえずる。
叢にべっとりと付着した血が、日の光を浴びて朝露のように輝く。
雲ひとつない空の下、返り血と硝煙にまみれた、そのレアギアの装甲は、白銀の煌めきを放つ。
「・・・はぁ、平和だな。」
レアギアは、一言呟いた。
単眼のカメラ・アイが、せわしなく動く。
「アーサー・・・お前は本当に裏切ったのか?・・・世界はこんなに平和じゃあないか。」
そのレアギアの胸には、「HEAVEN」と刻まれていた。
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