そして、桃太郎は鬼ヶ島のビルにやってきました。

ビルに入った桃太郎は3分足らずで組員623名をぶっつぶしました。

「ここのボスは誰ですか?」

桃太郎がにこやかに言うと1人の男が立ち上がりました。

「あんちゃん、強いやないかぁ。わしがこの組の頭やぁ。」

「貴方がボスですか。では、用件だけ述べますね。」

「おう、なんやぁ?」

「金目のもの全部出してください。」

「ツッ・・・・。負けたからしゃあないか・・・。うちの金全部もってくるからまっとれ。」

「はい、分かりました。・・・ところで。」

「なんやぁ?」

「負け犬がなんという口の利き方をしているんですか?」

「なんやと?」

「負け犬は負け犬らしく下僕のような口の利き方をしろと言っているのですよ。」

「あんちゃん、あんま調子に乗るなや・・・?」

「ほう。何故です?」

「うちの組は組織の末端の末端。上が動けばあんちゃんごとき一ひねりやぞ?」

「それは面白いですね。ですが、末端の末端がやられたところで上が動きますかね?」

「そっ、それは・・・・・。」

「さあ、早く金を持ってきなさい。」

「・・・・・・わ・・・分かりました。桃太郎様」

「そう、それでいいのですよ。」

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