晴天の下、私は陽炎の立ちこめる地面に目をやる。


じりじりと体力を蝕む熱気に、今にも倒れてしまいそうだった。



こんなにも暑くて、こんなにも苦しくて。



それでも私は、外に出たかった。



今この時にしか見ることの出来ない今日の晴天を、その真下で見上げたかったのだ。










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さよなら s.1
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