「やぁ、こんばんわ。」
私は、突然過ぎる出来事にしばらく言葉もなにも出なかった。
「!?うわぁぁ!き、君誰?てか、どうやって入ってきたの?」
と言っている最中に少年を見ていると、ある事に気がついてしまったのだ。
(足がない…半透明…ということは…)
「ん?俺、幽霊だからこんなん楽勝だよ。ほら」
そう言うと少年は壁や窓をスイスイっとすり抜けていった。
「は…ははは…嘘だよね?これはきっと夢…」
私は頭を抱えこんだ。
(ゆ、幽霊なんて…この世界にいるはずない!だ、だから、これは…夢だよね?)
慌てて、頬をつねった。
「いてでで!」
私は、呆然とする。
すると、少年は再び現れて前に立った。
「嘘じゃないよー♪…あのさーもういい加減、現実を認めなよ。」
(…そ、そんなぁーー!!)
「まおーご飯よー!」
「は、はーい!」
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不思議メイト2 s.1
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