今日のご飯は、生姜焼きのお肉とサラダ、きゅうりの漬け物であった。
「ふぁー!!おいしそう!いただきます!」
私は表情ではとても明るいが、心の中ではまだ幽霊少年のことでいっぱいである。
(うわぁ~…これから、どうしようかな。幽霊と…幽霊とルームメイトだなんて…)
っと考えているわりには表情は明るいまま。
なんとも器用なものだ。
「おいしい?」
「うん!おいしいよ!」
「そう、ならよかった。おかわりまだあるから、どんどん食べてね!」
「うん!」
(とりあえず今は、考えないようにしておこう。)
ーーーー
パタン
「ふぅ~食べ過ぎちゃったよ…」
(さてさて、少年は?)
辺りを見渡すが、少年の姿が見あたらない。
「ん?帰ったのかな??」
「帰ってねーよ。ここ、俺の部屋だし。」
「うわぁぁぁぁ!!い、いきなり話しかけないでよ!…って、へ?」
「だーかーら!俺の部屋なんだって!…まぁ、元だけどな。」
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不思議メイト2 s.2
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