「まぁ、まだ時間あるしゆっくり考えな。」
「はい。そうですね!」
ヒヨマルがちょこちょこと優李の方へ寄ってきた。
「ふぁー!!ヒヨマルーーーー!!」
ぎゅーっとヒヨマルを抱きしめた。
「はい、撮りますよ!ほら、そこの彼氏さんも一緒に!」
にこっと笑いながら言う。
「か、彼氏って…まぁ、記念にとるか。」
そう言うと五十嵐は優李の肩に手を置いてピースをする。
(ふぁ!?)
「彼女さん、もっと笑顔で!」
「は、はい!」
パシャ…
「ふぁ~びっくりした…あのお姉さん、カップルと間違えてたね。」
(もう、そろそろ言わないとな…)
五十嵐の顔をじっと見る。
「はは、そうやな。…んで、決まったか?」
「あ!わ、忘れてました…」
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君の名は希望10 s.1
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