ーヒヨマルグッズ売り場ー
「え、えと…あ!あった!!ヒヨマルビッグぬいぐるみ!あ、でもこっちもいいなぁ…どうしよう…」
「それにしてもめちゃくちゃあるな…うん?」
五十嵐はなにかを見つけた。
「なぁ、影川。これなんかどうや??」
五十嵐の見つけたのは、ハートの上にヒヨマルが乗った、ストラップであった。
ハートは、片方ずつになっている。
「どうや??これ二人でバックとかにつけへんか?」
「は、はい!そうしましょう!」
(なんだかカップルみたいだな…)
「ありがとうございましたー」
店を出るとベンチに座った。
「んじゃ、早速つけるか!」
「はい。どこにしましょうか…」
「やっぱ、バックにつけようか。」
「はい!そうですね。」
バックにつけ終わると二つのストラップのハートを重ねた。
きれいにハートになった。
「…なんか、カップルみたいやな……」
少し照れくさそうに言う。
「そ、そうですね…」
優李の鼓動がだんだんと早くなっていく。
(い、今がチャンスなのかも…よし!言おう。私の気持ちを全部。)
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君の名は希望10 s.2
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