私はタイルを踏む。
キュッという音やふにゃっという音がした。いままで聞いた事のないタイルの音。
正直、面白いと思った。周りは真っ暗だが、このタイルにそっていけばきっとどこかに辿り着けるだろう。

タイル以外の真っ暗闇は穴ではない。落ちるということもないし、迷ったとしてもこのタイルはすぐに見つかるだろう。
まあ、夢の中だ。
もし、タイルが見当たらなくなったとしても問題ない。
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ゆめにっき 1にちめ。 s.1
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