愛のポケモン廃人記第4話「零度スイクンって食えるの?」
2010-08-21(土)
全体公開
配布の零度スイクンのスペックはこちら。
【レベル】Lv50
【性格】暢気固定
【特性】プレッシャー
【持ち物】知らん
【技構成】絶対零度/エアスラッシュ/アクアリング/神速
レベルに関して・・・得に言うこと無し。
性格に関して・・・暢気固定というのが地味に対抗策としては重要。
神速の威力を落とさないために図太いではなく暢気なのだと思われますが、
この素早さダウンのおかげで無振り80族は大抵こいつを抜けます。
わざわざ6振り80族抜きに調整なんかする奴がいるとは思えないので
抜ける範囲が広がるというのはとても大きいと思います。
特性に関して・・・耐久型でプレッシャー持ちというのは実に鬼畜。
持ち物に関して・・・こいつに木の実を持たせる馬鹿はいないでしょう。
技構成に関して・・・いずれも本来覚えることはできない技ばかりですが、
エアスラッシュはまずルンパヘラピンポイントの色が強いです。
全くありえないということはないと思いますが、それ以上に冷凍ビームのほうが欲しい。
神速は攻撃に振らないこいつが持ったところで何?という程度。まぁ建前上覚えているだけでしょう。
アクアリングについては結構有用かもしれないですね。
守る、どくどく、食べ残しとの相性が良く、なかなか評価できます。
その際は眠るを外すことになるだろうし、技スペも厳しいのでそれ専用の型が必要になりますが。
問題の絶対零度。
これがなかなかどうして厄介な代物。
そりゃそうだ、火力が低い代わりに耐久が高いのがスイクン。
それが頑丈以外のどんなポケモンでも当たれば沈む技を得ましたね。
今まで通り交代出しの高火力電気ならなんとかなる、という状況では無くなった訳です。
眠る持ち高耐久は突破しづらい、というのがスイクンの特徴でしたが
(最終的にはそれでも瞑想眠る+プレッシャーでスイクン側が有利)
それらを一撃のもと沈めることができた以上、耐久合戦に持ちこむことはできなくなった訳です。
まとめると異常な耐久を持つスイクンが零度を得たことによって
スイクンの危険度は大きく跳ねあがったということですね。
ガチ対戦ならこいつがポンポン飛び交うのではないでしょうか。
というわけで構成を仮定してみる。
のんき HP防御252振り
絶対零度/波乗り/眠る/吠える@カゴのみ
おやおや?
今までのスイクンにおいては優先度の高い瞑想が抜けてますね?
端的に言えば吠えるが代わりに入ったからなんですが、
これは絶対零度を入れることに由来します。
本来のスイクンだと
どくどくor冷凍ビーム/波乗り/瞑想/眠る@カゴ
という構成で、この段階でも吠えるを入れるのは十分に有りなんですね。
スイクンは基本的に積みポケに弱いです。
自分も積むとはいえ、決定力を引き出す速度は純粋な積みアタッカーには大きく劣ります。
それこそ冷凍ビームが無ければガブの起点、波乗りだけではハッサムの起点にされかねません。
零度スイクンの場合は、さらに身代わりにもかなり弱くなります。
それはそうだ、零度を使わなければ突破できないポケモンが身代わりを張ってきたら
零度の連続HITが要求されるわけで。
具体的に言えば瞑想身代わりライコウの起点にされます。
それらの積み、身代わりを無効化するために吠えるの投入になりますね。
ただ、瞑想が抜けたことで手がつけられず無双される、という心配は無くなったのではないでしょうか。
勿論その瞑想スイクンに対しては零度スイクンのほうが圧倒的に強いです。
瞑想スイクンは毒を撒き、瞑想を積みつつ相手を突破する。
零度スイクンはそのような伝説によくいる耐久型を零度で突破、
なおかつ猿なんかはしっかり受け止める。
もはやこの2体は全く違うポケモンとも言えるのではないでしょうか。
ただ、前者のスイクンがハピを突破できる可能性が低いのに対して
後者のスイクンは零度の存在でむしろハピのほうが危険な立ち位置になりました。
つまりこのハピとスイクンの力関係が逆転したわけですね。
対策ポケは勿論零度に耐性を持ち、なおかつ10万確2で抑えられるジバコイルでしょう。
もし仮にめざパ地面を持っていたとしても252振りでも乱数1、
それほど攻撃に回せばより突破しやすくなるのでまず考えにくいです。
流しターンに身代わりを張れるのでかなり有効でしょう。
ただ交代で出るハピを突破できないので金属音かどくどくは必須ですね。
勿論通常のスイクンやハッサムにも強いので入れる価値は十分にあるでしょう。