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無題

2007-08-07(火) 全体公開

ひとよひとよのひとみごろってな・・・。南本さん大好きですv

雨の魔女

−−−−−−−−−−−−−−−−

そんなわけで、ケイトとミヅルの奇妙な同居生活が始まった。

「あの、狼さん・・・。そろそろ名前を」
「・・・・。」

名前は教えてもらえなかった。

「ここから出せ」
「だめだよ、3週間は安静にしていないと・・・。」
「お前の白魔法で治ったんだろ!?」
「うん、傷は。でも特殊な魔法がかけられてるんだろうね、すぐにでも動いたら前よりひどいことになるよ。」
「じゃあ、それ含めて治せ」
「いや、これだけは治す方法ないからね?」

アリサも学校が終わったら様子を見に来た。(半分は宿題を教えてもらうためだったが)
相変わらず狼少年は無愛想だった。

そんなこんなで1週間が過ぎた。

「あ、おはよう」
「・・・・よう。」

狼少年もだいぶ警戒心を解いてきた。
でも名前は教えてもらえなかった。

「薬草摘みに出かけてくるけど、」
「分かってる。安静にしときゃいいんだろ」

こうしてケイトは出て行った。

「ハァ・・・。どこまで人がいいんだよあの野郎・・・。」

狼少年は出て行く気満々だった。

「誰が魔女のところに3週間も世話になっかよ」

出て行こうとした瞬間、

  ビュッ

狼少年の頬を閃光がかすった。

「!!?」

「やぁ・・・。」

それは彼の故郷を襲った一団の1人だった。

「・・・テメェ、どうしてここに」
「今、探知が成功したんだけどねぇ。」
「!?」
「この小屋、特殊な結界が張られてたんだねぇ。かくまってた奴はどこかな?」
「・・・・・。」

「さてと、狼人間はこの世界から消えるべきなんだよ。それをかくまった奴もね・・・。ミヅル君」
「野郎・・・。」

ミヅルが飛びかかろうとした瞬間

彼の体がいきなり動かなくなった。
それは簡単なことで、傷口に巻かれた包帯から、それ以外の箇所からも、新しい傷ができていくからだ。

「―!!」
「苦しいかい?この呪いは僕がかけたんだけどね、狼人間にも効くんだね。じゃあ、死」

「そんなことさせない!!」

そこには、薬草かごを持って、杖を構えたケイトがいた。

「やあ、君がかくまっていたんだね」
「当然よ」
「どうしてだい?危険な奴らじゃないか。」
「怪我した人をほっとけないもの」

そして、ミヅルのほうをちらりと見る。

「時間無いし・・・。」

そして詠唱を始めた。

「魔国の冷気は全てを凍てつかさん・・・召喚魔法、シヴァ!」

ケイトの周りに魔法陣が描かれ、中から冷気をまとった女性が現れる。

「呼んだ?ケイト。」
「うん。いきなりで悪いけど・・・あいつをやっつけて!」
「了解♪」

「な・・・。召喚だと・・・。」
「悪いけどさ、ケイトの命令だし・・・。」

  ゴオッ!!

男の体が冷気に包まれる。
1901-12-14 05:45:52 返信する
ケイトちゃん可愛い&かっこいい♪
続きがきになるさ♪

ヨッシー

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