無題
2007-08-02(木)
全体公開
雨の魔女
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アリサたちはケイトの家に上がってた。
コポポポポ
紅茶の匂いがする。
コトッ コトッ コトッ
「で、何の用?」
紅茶を置きながらケイトが訊ねる。
「実はね、厄介な呪いにかかっちゃって」
「え?どんなの?」
「雨のときにしか魔法が使えなくなる呪いなんです。」
「・・・確かにそれは厄介ね、ちょっと待って。調べてみる。」
するとケイトは本棚から分厚い茶色の本を取り出し、ページをめくった。
その時。
「げ、アリサ」
「あ、みっちゃん。」
黒髪赤目の少年が、狼の耳と尻尾を生やした少年が、戸口に立っていた。
「ミヅルくん。お帰り。」
「・・・ただいま。で、何でこいつがいるわけ?3週間前に旅立ったんじゃ・・・。」
「誰ですか?」
「ん?俺は狼人間のミヅル。アリサはみっちゃんって呼んでるけど、迷惑な話だよ。」
「・・・僕はエルフのウィルです。なんでここに?」
「じゃ、ケイトの調べ物が終わるまで話そうか。」
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ミヅルは友達のキャラです。
使う許可はもらいました。ケイトと絡ませるとなると必要だからね。