宇宙戦艦ヤマト
2018-08-16(木)
全体公開
日本アニメ史で最も重要な作品は「宇宙戦艦ヤマト」だと思う。
「白蛇伝」とか「鉄腕アトム」も重要も初めという意味では重要だがその後に与えた影響という意味ではヤマトには及ばない。
それまでは「アニメは小学生が見るもので長くてもせいぜい中学生まで、高校生になったら卒業」という風潮が根強く、高校生になっても見ている人は自分でも恥ずかしいと思いながら見ていたらしいが、宇宙戦艦ヤマトは初めての高校生以上の人が見ていても全く恥ずかしくないものだったらしい。
後に影響を与えたガンダムと同じで、本放送時には人気がなく打ち切りになりその後の再放送や劇場版でヒットした。
ヤマトは裏番組が「アルプスの少女ハイジ」だったのも大きい。
特に劇場版2作目の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」は大ヒットしそれまでは邦画配給(興行)収入トップ10等を見てもアニメ映画は全く入っていないが、本作以降ほぼ毎年入るようになり最近はアニメの方が多いくらいになっている。
このヒットをきっかけにアニメ雑誌のアニメージュや月刊OUT(休刊)が創刊している。
50代以上のアニメ関係者はヤマトをきっかけにアニメ業界に入った人が多い。
ヤマトのプロデューサーの西崎義展は良くも悪くも有名で、トラブルをたくさん起こしているがヤマトの制作において果たした役割は大きい。
ちなみに現在でもよく見られる来場者特典を配ったり、設定資料集など高価な本を販売する手法は西崎氏発案。
色々書いたが、自分はリメイク版実写版含め全く見たことがない。