ひゃっはー!! ぼっちだぜー!!
2014-12-26(金)
全体公開
ひゃっはーぼっちだぜ記念というわけで、小説載せー
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「ねえ、ヒヨリ」
「なに、ヒビヤ」
「……暑いね」
「そうだけど、それがどうしたの」
「別に。何でもないさ」
「……そう」
「あのさ、ちょっと聞いてもいい?」
「いいわよ、君のためなら」
「ヒヨリ。あのさ、ここから帰るまで、絶対に僕と離れないでね」
「わかったわ」
「そっか、ならよかった」
「どういたしまして」
「……ねえ、今日は随分と素直じゃない? ヒヨリ」
「そう? 私はいつも貴方に忠実であるつもりよ」
「……どういうこと?」
「そのままの意味よ」
「え……? 僕に忠実って、え……?」
「そろそろ気づいてほしいわ」
_____「貴方は私の主であるんだから」
彼はそのときやっと気づく。
不意に顔を見ようと、彼女を振り返ってみれば、
「だっ、誰だッ!?」
「そんな、今更誰と言われても困るわ」
彼女は苦笑する。
青ざめた表情の彼を、心底呆れたように見つめている。
そして、
彼女の頬には、くっきりと蛇の鱗のような跡がついて。
彼女の腕には、くっきりと何かに巻き付かれたような跡があって。
彼女の目は、赤く、黒く、淀んでいて。
彼女はそれでいて、にっこりと笑顔を作る。
「___目を凝らす蛇。それが私の名前」
「初めまして、こんにちは」
「私は、貴方の能力。貴方に忠実であるべき存在」
「だから末永く」
彼女はぺろりと指をなめる。
優しい笑顔で言う。
誰もが見蕩れる、そんな笑顔で。
____「よろしくお願いするわ、ヒビヤ」
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今更カゲプロのお話すみませ、思いつくのがなくて