無題
2013-01-11(金)
全体公開
人生は糞ゲーだ。
本気で頑張ってぎりぎり倒したと思ったら、実は傀儡や劣化コピーに過ぎない敵。
ゲーム開始の時点で巨大な性能差がランダムにつく成長システム。
キャラクターメイクをやり直そうと思ってもリセットできない。しかもキャラのステータスがゲーム難易度に直結する。
セーブシステムは存在しない。セーブからやり直すどころかポーズ不可のリアルタイム進行。トイレに行くタイミングすら考えて攻略しなければならないが、攻略をミスると飯の時ですら便所の中。
圧倒的な数のモブキャラひとりひとりに裏設定があり攻略可能。でもほとんど全てのキャラがあなたに興味を示さない。
グラフィックが綺麗すぎ。多分、無限×無限ピクセルで、毎秒無限フレームで動いてる。色も多分無限色使える。ただしキャラ性能が低いと全てがくすんで見える。
フィールドマップが無限。無限ループじゃなくて実際に無限の広がりがある。でもその0.1%すら行く事が出来ない。
人間が作ったとは思えない、とんでもなく投げっぱなしで残酷なシナリオ。そこに意味なんてない。
シナリオの自由度は無限。後付けのルールは多少あるものの無数の選択肢がある。ただし魔法と超能力はない。
リアル死亡システム採用。些細な理由でゲームオーバーになっても救済策なし。
ネコっつー生き物が登場するんだけど、これがちょーかわいい。でも必ず俺より先に死ぬ。超悲しい。
食いきれないほどの種類の料理があるという知識は与えられるが、そのほとんどは食えない。
説明書があって、仕様が分かっていても、今さらどうにもならない事が多い世界観。
誰も解いた事の無い謎が山盛り。ただし99.99%の謎が俺のキャラのステータスじゃ解けない。
生きてるだけで金を取られる。金が無くなると死ぬか死ぬよりもひどい苦痛を味わう。
本気で自分を愛してくれるように見えるキャラはいるが、本気で自分を愛してくれるキャラは、まずいない。
登場キャラと本当に心を通わせたと、錯覚する事が出来る。
信じがたいほど深い絶望を味わえるイベントが結構ある。
しかもイメージフィードバック機能が素晴らしいからリアルすぎる苦痛を体験できる。
ROMによって仕様のバラつきがあるらしく、俺のROMは奇跡が未実装。
こんなとてつもない糞ゲーを神ゲーとか言ってる奴は、キャラクターメイクに成功した奴だけ。
まあ、真に絶望的な状況で理由もなく死んでいった奴には、このゲームはちょいとイージーかもしれんがな。
でも一端ハマった奴はみんな、このゲームをクリアする鍵は樹海にあると言ってるぜ。