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ヘタ鬼　小説1話

2010-11-05(金) 全体公開

かいてみるよ。オーイエー

ヘタだけど　勘弁してね。

世界会議会場から歩いて三時間ほど歩いたところにある　館。
そこには　化け物が出るという噂がある。

｢・・・本当にあったんですね｣
｢ヴェー　ちょっとだけ中にはいろうよー｣
｢この寂れた感じ　悪くねぇぜ｣
｢・・・俺はあまり乗る気ではないんだが｣
枢軸＋プロイセンがその館へと足を運んだ。
そして　その館の中へ入っていった。

｢中は思ったよりきれいなんだね｣
イタリアが言った　その瞬間。

パリン。

右側から　皿の割れる音がした。
日本がため息をついた。
｢馬鹿馬鹿しい　お化けなんているわけないでしょう｣
｢に　日本?どこへ・・・｣
ドイツが日本に問いかける。
日本は振り向き
｢少し様子を見てきます。皆さんはここにいてください｣
そのまま　音がした方へ行ってしまった。
｢に　日本,気をつけてね!!｣

音がした方へ行くと　目の前にひとつの扉。
左にもうひとつの扉。
左側の扉のドアノブをひねる。
・・・開かない。
｢・・・ここは開かないようですね｣
そして　目の前にあった扉に入る。
リビングのようだ。
カウンター付きのキッチンまで。
流しの付近に　皿が割れていた。
｢・・・危ないですね｣
音の原因はこれか　と日本は玄関へ戻る。
と。
皆いなかった。
｢?!・・・皆さん?・・・帰ってしまったのですか?・・・・・・・・・・・・・・・・・遺憾の意。｣
と　誰もいない空間にその言葉を投げつけ　玄関から入って左側の方の廊下へ行く。
(とりあえず　皆さんがまだいるか,探しにいかなくては)
廊下に行ってすぐ近くにある扉のドアノブをひねる。
開かない。
そして　曲がり角を右に曲がる。
と。
｢!!!!!!!!｣
アメリカの家でみた　あのトニーらしき生物が目の前の扉へ入っていった。
日本はとっさに壁に隠れた。
｢・・・今のは｣
トニーらしき生物が入った扉のドアノブを　爆発しそうなくらい震えている手でつかみ　ひねった。
・・・開かない。
｢・・・・・・｣
この部屋はあとで調べようと　近くにあった扉のドアノブをひねると開き,中はトイレだった。
トイレを調べると　なぜか回復アイテムが買えた。
｢・・・何故トイレで・・・｣
一応少しあったお金でビールとパスタ　おにぎりを一個ずつ買った。
そしてトイレを後にし　廊下に出た。
｢・・・二階へ参りましょうか｣
玄関にもどり　二階へと続く階段をのぼった。
二階は寝室や子供部屋が多くあった。
階段を登り　左にあった部屋に入るとテレビが一台,ソファが一個　ベッド本棚などがあった。
日本はその部屋をぐるりと見渡す。
｢・・・おや　これは・・・｣
ベッドの上にあった　鞭。
持ち主は一瞬で分かった。
｢・・・ドイツさんのですね。なぜここに・・・｣
鞭を取り　腰のベルトにくくりつけた。
そしてその部屋を探索し　何もなかったので外にでた。
そして隣にある子供部屋に入ると　ひとつだけ違和感のある扉があった。
｢・・・誰か　いますか?｣
コンコン　とたたくと聞き覚えのある声が返ったきた。
｢日本・・・か?!｣
｢ドイツさん!良かった　ご無事でしたか｣
カタンとその扉から出てきたドイツは　日本をみて安心したかのようにため息をつく。
｢日本　喉が渇いたのだが・・・なにか飲み物はあるか?｣
｢あぁ　こちらにビールが・・・。どうぞ｣
ビールを一本差し出すと　ドイツはそれを受け取り蓋をあけ一気に飲み干した。
空瓶を部屋のゴミ箱に捨て　日本の腰にくくりつけてある鞭に気が付いた。
｢おい日本。それ・・・｣
｢あぁこれですか　ドイツさんのだろうと思い持ってきました。どうぞ｣
｢あぁ　悪いな｣
日本から鞭を受け取り　自分の腰に装着する。
そして少し考えた後
｢日本　俺はもう少しここを探索する。お前はイタリアと兄さんを探してくれ｣
日本は一瞬考えたが　頷いた。
｢はい　分かりました。ドイツさんはここから動かないでもらえるとありがたいです。｣
｢あぁ　なるべく動かないようにする｣
日本は　子供部屋をでて三階へ向かった。
部屋は二つ。
階段から近い部屋にいこうとしたが鍵がかかっていた。
そしてもうひとつのほうの扉を開けると　中に入れた。
｢・・・お餅・・・？｣
壁に埋め込まれている餅を発見した。
なんだかかわいそうに思い　餅を引っ張る。
｢どっこらせ!!・・・っと　取れませんね｣
何回もチャレンジしたが失敗し　その部屋にあったタンスを開ける。
木箱があった。
｢・・・持って行きましょうか｣
木箱をカバンに入れ　二階に戻る。
奥の方にも部屋が四つあった。
日本は左側の部屋へいくと　プロイセンがいたー。

ヘタ鬼1話　終わり

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