歪な国のアリス〜フィーリアのお茶会〜 四話でっす
2010-04-05(月)
全体公開
「・・・・・・!!!!!!!!!!!!」
ハクの後ろで爆発が起こった。
またキッチンからだった。
アイスと双子が走って出てきた。
「アイス!!大丈夫か??」
ハクはアイスを抱きとめる。
ヤマネは双子を抱き止めていた。
ジャックは静かに双子のそばに行き 話を聞いた。
「・・・・・・なぜ こんなことに」
「・・・今回はチェシャさんのせいですよー」
「・・・火薬入れたからぁ・・・」
『今家の中で チェシャさんとフィーリアの兄貴が戦ってる』
戦ってんのかよ。
そのまま二酸化炭素吸いまくってぶっ倒れてほしい。
ハクはそう思っていた。
ジャックが家を見る。
「とめてきます」
そうつぶやいて 煙の出る家の中に消えていった。
「フィーリアの家すごいよね 火薬いっぱいあんの」
アイスがのんきに言ってると 家からジャックがでてきた。
かるくむせながらこっちにくる。
「とめてきました あの二人 ちょっとぶん殴ってきました」
「あ 殴っちゃったのね」
さて と言って、ハクは長いテーブルを見つめながら
「・・・ブラックに頼んで ハートの女王のパイもらってきてもらうか?」
「ブラック?あ ハクの弟君!!」
外見はハクの色違いなだけで 性格はちょっと違うけど
すごく似ている。
ハートの女王の召使。
「あ でもなぁ 女王のパイだからなぁ」
「あ そっか。かってに持ってきちゃいけないもんね」
ハクは いや違うと言って
「火薬が入ってる」
「何で火薬?!」
ヤマネと声が重なった。
でも火薬って 何で火薬なの?!と思ったアイス。
「ロシアンルーレットだろ」
「知るか!!」
さてさて 女王も火薬を使っているんですって。
・・・お茶会から離れていく気がする
四話 終わり!!