歪な国のアリス〜フィーリアのお茶会〜 二話だよ!!
2010-04-02(金)
全体公開
「火薬ってすごいね 私感動したたたたたたたたたた イタイイタイ」
アイスのほっぺを思いっきりつまむフィーリア。
双子はフィーリアの手を離そうとするが 身長差約30センチ以上+小学生レベルの力なのでまったくかなわなかった。
ん? とフィーリアが何かに気がついたように後ろを向く。
がたんがったん机が動いて何かが隠れる。
「・・・・・・えぇぇぇっと・・・・・・?(汗」
半目で動いてた机を睨んでるような睨んでないような目で見つめる。
ぱっと アイスから手を離して机のほうに向かって歩く。
「チェーシャーくーーーーん?何やってんのかなぁ?」
「・・・なんでばれちゃいましたか?」
そこにいたのは ピンクの耳を生やしたフィーリアより少し背の高い男―――――チェシャがいた。
尻尾を揺らしながら立ち上がる。
「お茶会の手伝いに来たんだよー オレに内緒で面白そうなことやりやがって死ねよお前ー」
「いや お前が死んでくれ。頼むから」
庭では
「あ ジャックじゃないか。どうしたんだ?」
「・・・・・・散歩。・・・女王のデータ調べてても暇なので・・・ヤマネも・・・つれて・・・・・・散歩しようかな・・・って」
髪の毛がとても長い男二人組み。
ジャックは紫の髪の毛を後ろで結んで いかにも城の者のような服を着ている。
ヤマネも髪の毛は長いが結ばないで垂らしている。
ぱっと見女のような顔立ちをしている。
「お茶会ですか?まだ一時なのに」
「そうなんだよ いつもは真面目なのにさ・・・」
と
また爆発音がした。
「・・・・・・・・・」
家の中から聞こえてくる叫び声はフィーリアの声だとすぐ分かった。
「・・・アイスたちなにやってんだよ」
家の中では
「ストップストップ!!ちょ フィーリア!!爆発した!!!ってか火薬入れてないのに!!あ そっか水素だ!!」
喧嘩大会が始まっていた。
アイスと双子は チェシャとフィーリアの喧嘩を遠くから止めようとする。
「・・・これじゃあお茶会できないよ・・・」
やれやれ顔でつぶやくアイス。
さてさて ホントになんでいちいち爆発するんでしょうか。
二話 終わり!!