口(くち)ハ災イノ元
2010-11-15(月)
全体公開
部活で、文化部の先輩は引退が遅い。
そんなこんなで最近、部長が決まった。
僕は副部長だ。
顧問も新しく替わった。
だけど
その顧問は、口うるさい。
どうしてそこまで攻める必要があるのだろうか。
反面教師とは、其奴のことを言うのではなかろうか。
僕は、青筋が切れそうになった。
別に、短気だとかそう言うわけではない。
僕が腹を立てたのは どうでもいい観点について口を五月蠅くたたいていたことだ。
誰に聞いても、どうでもいい。
そんな観点だった。
僕は その顧問に
「そこまで言うなら、僕も言う。僕らは別に、お前を必要とはしていない。
ただ、部活の顧問はどうしてもいなくてはいけないものだから
従っているだけ。
本当はお前の話は、どうでもいいと思ってるよ。
そこまで言うなら顧問、やめればいいじゃないか。」
なんて言おうとした。
というか、言いかけた。
でも、そんなこと言えば部活は退部させられるし、
学校も停学、ヘタすれば、退学もさせられるかもしれない。
そう思った。
だから僕は、その顧問の話を仕方なく聞いていた。
そんな一週間の始まり。