「~~~♪」
僕は浮かれに浮かれていた
腕が治った
耐えなきゃいけない期間である3日も過ぎた
そして、ひかりが目の前にいる
これを浮かれずにいられるだろうか
僕にとって最高の喜びだ
「うふふ。ご機嫌ですね、栄司君」
「まぁね~」
「どうですか? 腕の調子は?」
「うん。快適快適。むしろ前よりうまく動くような気さえするよ」
「くすっ。それはよかったです」
今僕は何をしているかというと、ひかりの絵を描いている
腕が治る前、ひかりが僕にお願いをしてきた
自分の絵を描いて欲しいと
「ところで栄司君。もう一つお願い聞いてもらえますか?」
「なに? ひかり」
「実はちょっと栄司君に見せたいものがあって・・・・・・・。キャンパスを持ってちょっとの間病室を出てくれますか?」
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やめる