16進数表記

色の指定方法の1つ目は16進数表記です。これは、RGB値の各色の濃度を記述することで16,777,216通りの色を自在に指定する方法です。ここでRGBとはRed(赤)、Green(緑)、Blue(青)の光の3元色の頭文字です。

ところで16進数とはどのような数なのでしょうか。人が物を数える時使うのは数は一般に10進数です。これは0,1,2,…,8,9,10,11,…と数え上げていきます。0〜9までの10の数字を使い、一の位が9まで達すると桁上がりをします。16進数では0,1,2,…,8,9,A,B,…,E,F,10,11,…,9E,9F,A0,…と増えていきます。10進数の10〜15に当たる部分がA,B,…,E,Fに置き換わってしまうのです。下の表は10進数と16進数の対応表となります。縦の0〜Fが一の位、横の0〜Fが十の位を表します。例えば10進数の100は縦が4で横が6であり、16進数では64であることが分かります。カラーコードでは2桁の16進数を扱います。これは10進数での0〜255に該当します。

さて、カラーコードは通常#000000と表されます。数字部分は2桁ずつ左から赤、緑、青を表します。#000000は全ての色が0で黒色となります。逆に#FFFFFFは全ての色に満たされるので白色となります。どのような色になるかは光の三原色をイメージしてください。#123456とした場合は、赤12、緑34、青56となります。以下は代表的な色です。

• #000000 Black
• #FF0000 Red
• #FFFF00 Yellow
• #00FF00 Lime
• #00FFFF Cyan
• #0000FF Bule
• #FF00FF Magenta
• #FFFFFF White

ところで、カラーコードにはセーフカラーと呼ばれるものがあります。これは機種による違いが無い色のことです。セーフカラーはRGBの各値が16進法の00、33、66、99、CC、FFのいずれかである必要があります。これらの色は%で表すと0、20、40、60、80、100%に該当しています。各色で6段階存在するため、組み合わせは216通りとなります。

英名表記

英名のカラーは140色用意されており、大文字小文字の区別はありません。英名でも指定することが可能ですが、16進数を使うことをお勧めします。※一部の色は別名称ですが同じ色です。