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今日ね、雪兎さんに言ったの。『好きです』って。
でもね、雪兎さんがね、わたしの一番は雪兎じゃないから、って・・・。
わたしの、雪兎さんを好きな気持ちと、お父さんを好きな気持ちは似てない?って聞かれて、考えてみたの。
すごく・・・似てた・・・。
でもね、そうじゃない「好き」も雪兎さんにはあったの。ほんのちょっとだけど、お父さんとは違った「好き」が。
雪兎さんには一番好きな人がいて、それはわたしも大好きな人で、その人もきっと雪兎さんがきっと一番好きで。
だからね、雪兎さんの一番はわたしじゃなくてもいいな、って。雪兎さんが一番好きな人といられて、、それで幸せならそれでいいな、って。
前に知世ちゃんが言ってたの。大好きな人が幸せでいてくれることが一番幸せだ、って。
わたしもね、雪兎さんが幸せなら、それが一番うれしいなぁ、って思ったの。
でもね、やっぱりちょとだけ、なんだかわからないけど、少しだけ涙が出そうになって・・・。
でも、泣いたり悲しい顔したら、きっと雪兎さんが困るから・・・。
やだ・・・なんで涙出ちゃうんだろう、ほんとに雪兎さんの言うことちゃんとわかったんだよ、ほんとに雪兎さんが幸せならいいな、って・・・。

・・・ありがとう。
雪兎さん、いつかきっと、わたしが一番好きになれる人が見つかる、って言ってくれたの。
その人も、きっとわたしのこと、一番好きになってくれる、って・・・。


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