【実話】苦い思い出

僕が決めた大きな決断が不幸を招いた日
今回はこの話をしよう...


時は遡り、去年の12月24日。中学に上がった僕の心は決まっていた。
そう、「3年間片思いしていたあの子に告白する...!」と。
そう思い立った理由は2つある。
1つ目はクラスでからかわれてたからだ。いや、からかわれてたと言うよりはイジメだったのかもしれない。
その頃僕のクラスでは隣の席の人によって価値が決まる理不尽極まりない暗黙のルールがあった。
勘の良い読者にはもう話が見えてきただろう...
その通り!僕の隣の席に来た奴はクラスで最も嫌われてた。
そいつと色々あって一緒にイジメられることに...
僕は世の中の理不尽さに嘆いた...
2つ目は「彼女欲しい」と思ったからである。

...以上が告白に踏み切った理由だ。少女漫画だと成功してハッピーエンドだが、そうはいかないのが現実...

僕は告白の方法は手紙と決めていた。
そして内容は完璧にしたかっため、とあるサイトの文章を丸写し。
その内容は非常に恥ずかしいもので頭が正常に動作していたら書いてない内容で脅迫状まがいのものだった。
もう皆さんお分かりだろうが最後まで付き合って欲しい...
そして24日、僕は手紙をその子のクラスに行きその子の机の上に置きにいった。幸い人は居なかった。
返事が来たのはその日の放課後だった。
部活も無いしいざ帰ろうと思ったら急に知らない男に呼び止められた。
何だろうと思い話を聞いてたらいたら男は僕の好きな子と同じクラスで今日僕が書いた告白の手紙の返事を渡すのを僕の好きな子に頼まれていたらしい。
僕は目を輝かせ、返事を書いたと思われる紙を受け取った。
家に帰り、紙を見ると「好きになれない」的な言葉が目に飛び込んで来た。
文字通り、失恋だった......

その後、僕は「フられた男」、「ヤバイ奴」として今も生きている。
メンタルが一層強くなった出来事だった。
終わり

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