(DogLife)犬に変身 第一章「とつぜんの犬化」

その物語は、とつぜんはじまった。
「ここは、どこだ!?」
いつも通り目を覚ますと、私はおりの中にいた。おりの中には、犬用トイレとドッグフードがあった。
「わあ、この犬可愛い。」という声が聞こえる。そう。ここは、ペットショップだったのだ。
思わず私は、「私、犬になっちゃったの!?」と言った。しかし、その声は、人間にとっては「ワン」にしか聞こえない。
すると、ある男が私の方を見て、「柴犬…これにしよう。」と言った。
男が、「店員さん、これお願いできますか?」と言うと、店員さんが、私の体をつかんだ。私が入っていたおりには、
「柴犬 メス 1歳4ヶ月」と書いてあった。私は、人間のときはふつうの中三の女の子だったのだ。なのに、こんな姿になってしまうなんて…。
(えっちゃん、どうしているかな…。)
私は心の中でそう思った。
なぜ、とつぜん犬になったのか。なぜ、私を選らんだのか。そこがなぞである。
コメント(空白でも可)
終わり

(DogLife)犬に変身 第一章「とつぜんの犬化」
やめる