不思議メイト5

「あ。噛んだ…」
教室内が笑い声に包まれた。
(うぅ…初日から最悪だぁ…)
「お前らそれぐらいにしとけ。村上の席はー…港の隣だな。」
私は席を探し、きょろきょろする。
「港くんの隣…あっ、ここか。」
私は席につくとふぅ…っとため息をつく。
(こんなんで上手くやって行けるのかな…)
「プゥークスクス…お前、やっちまったな。最高だぜ!」
!?
いきなり、聞き覚えのある声がした。
(え、まさか…空耳だよね…?は、ハハハ)
そう思っていると、目の前にすぅーっと見覚えのある顔が現れた。
「んじゃ、授業始める…」
「な、なんでいるの!?」
「あっ…」と我に返るが、もう遅かった。
教室は沈黙に包まれ、まおをクラスメイトが注目する。
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不思議メイト5
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