不思議メイト4

「…私が…二人!?」
うん?なんで!?
てか、私浮いてな…
「えぇぇぇぇぇぇぇぇえーー!!?」
キーーン!
あるとは耳をふさいだ。
「うぉ!うるせーな。そんなに、驚くと…」
トントントントン…
「まおー?どうしたの!?大声出して!」
お母さんが心配して見に来たようだ。
「あ、お母さん…」
ハッと思い出す。この状況、ヤバいな。
(まぁ、なんとかごまかしてくれるはず…)
「こんちゃーす!ちょっと借りてまーすー」
「!?ちょっ、ちょっと!」
あまりの軽さに驚く。
「うん?ごまかしたって意味ねぇーぞ。」
「え?」
「ん?あれ?まお、なんで幽霊になってるの?」
「お母さん、見えてるの??」
「ったりめーだろ!お前のお母さんだろ?」
「あ、そか。」
手をポンっと叩いた。
「バカめ。」
ムカッ
「なによぉ~!いーじゃん、別にぃ!驚いて頭が回らなかったんだよ!」
「へぇーへぇー言い訳おつー。」
「むぅぅぅー!」
頬をぷくぅーっと膨らませる。
「まぁまぁ、それぐらいにしなさいって。さてと…」
体が入れ替わったあるとをまじまじと見つめる。
「…あ、あの力のことを話したのね。」
「まぁ、力が必要なんで。」
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