ドリーム◎ワールド11

「あのさ、お前ってさ…」
聞き出そうとするが、心にはまだ戸惑いがあって途中で途切れてしまった。
「うん?なに??」
(き、聞いてもいいのか?でも、気になって仕方ないし…ええい!面倒くさい!聞いちゃえ!)
「あのさ、お前ってアミ…」
キーンコーンカーンコーン…
勇地は、聞きこうとしたがまた邪魔されて言えない。
(くっ!このタイミングで鳴るなよ…)
「ね、チャイム鳴ったよ!早く教室戻らないと…行こー」
「お、おう。」
(しょうがない、また今度だな…)
ー教室ー
ガラガラ…
まだ、先生は来ておらずセーフであった。
「間に合って良かったねー」
「そうだなー」
ガラガラ…
「みんな、席つけー授業始めっぞ。」
勇地たちが教室へ入って、一分もしないうちに先生が入ってきた。
「…ギリギリセーフだね。」
「だな。」
委員長が号令をかける。
「起立、礼。」
「お願いします。」
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