ドリーム◎ワールド

「さぁ、そろそろあのゲームの開幕だ…ん?あと一人足らないや…うーん…そうだ、あいつにするか。」
怪しげな少年が不気味に笑う。
「ショータイムのはじまりだ…」
カチッ
…………
「ごちそうさま…」
晩御飯を食べ終わると少年は、二階へ上がって行った。
部屋に入るとすぐさまにドアのカギを閉めた。
「あの子ったらまた引きこもっちゃったな…」
母は、はぁ…とため息をついた。
少年はその様子をドアのそばで聞いていた。
(俺は、もうリアルなんか…)
母が階段を降りて行くと、少年はパソコンを開き、ネットゲームをやりはじめた。
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