「フフフ…」
エルゥの唇から、不敵な笑みがこぼれる。
「何!アタシよ!レモン!
目を覚まして!目を覚ましなさい!」
「これが本当の私なのよ。そんなことはどうだっていいわ。
貴様を倒して世界を闇で包むのが、私たちの目的だから」

「そんな…!
ねえ、リンゴー、このままだと、エルゥは…」
レモンは、今まで怖くて口に出せなかったことを、恐る恐る訊いてみた。

「…悲しいけれど、エルゥは闇にのまれて、もとには戻れないはずよ」

「そんなの…そんなの…
アタシが許さない!エルゥを返しなさい!シャドゥ!」

「それは無理だね。さあ、我の仲間よ!来るのだ!」
「ハイ、シャドゥ」
声が聞こえると、3匹の猫のような生き物が…
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