彼女への贈り物

小学校の頃、僕の通学路だったこの道。
3年前の今日、ここで彼女と出会ったのだ。

「早いもんだな・・・」

僕はしみじみと、携帯の待ちうけになっている彼女との写真を見ながら呟いた。
彼女は優しさ溢れる笑顔で微笑んでいる。
この笑顔に何度癒されただろうか。

折角の記念日だ。
彼女に何か買っていってあげようという考えに至るのはすぐだった。
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